大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

裏理容店

東アジアで『散髪に行く』というのは、『女を買う』の隠語

理容店は女性立入禁止のオアシス(いろんな意味で)

東アジアで『散髪に行く』というのは、『女を買う』の隠語です。
誰に隠さなきゃいけないかというと、家族、特に奥さんに決まっているじゃないですか。

日本人には、なんのことやらさっぱりわからないとは思いますが。
だから、日本人が韓国の床屋へ行ったら、奥の部屋に通されて、女が出てきて、ズボンを下ろされて、ぶったまげて金を置いて逃げてきたなんて、よくある話です。
これで韓国が恐ろしくなったという日本人男性は結構います。

韓国には正規の理容店と、裏理容店があります。
街角で開業している理容店の場合、数からいうと、裏理容店の方が圧倒的に多いです。
裏理容店の主要業務は性感マッサージです。

 

f:id:sirius-B:20191114001754j:plain

2本連結したバーバーポールは、裏理容店の目印。街角に普通にあります。

会社とか学校に併設されている以外の理容店に行くと、ヤクザに脅されて大金を盗られるのだそうだ

裏理容店の目印は2本連結したバーバーポール。
これ、意外と韓国人でも知らない人が多くてびっくりしました。

韓国人社会では、単純に、会社とか学校に併設されている以外の理容店に行くと、ヤクザに脅されて大金を盗られるから危いと言われているらしいです。

誰がそんなことを言うのかというと、父親に言われるらしいです。
それで、会社とか学校に併設されている理容店に行くのがデフォルトになっています。

しかし、実は、裏理容店に行ったからといって、ヤクザに脅されて大金を盗られるということはまずありません。
散髪の後、奥の部屋に行って、けしからんことをするというのがお決まりのパターン。
もちろん、散髪 + α のことをやるわけですから、散髪代 + α (実はαの方が高額)はとられます。

裏理容店で起こる最悪な事件とは、女性店員とけしからんことをしている最中に、家族に踏み込まれる事態。
それゆえ、父親は家族が裏理容店に近付くことはなんとしても避けなければならないというはなしなのであります。

 

f:id:sirius-B:20191114002754j:plain

これが正規の理容店の目印

韓国の正規理容店でできる髪型は大抵1種類。
陸軍カット。
予備役召集がかかっても、初日、上官からぶん殴られないような無難なカットONLY。

練習すれば、娼婦だって見よう見まねでできるわけで、しかも理容店は、そもそも男性しかこない。
そこが性感マッサージ店が隠れ蓑にするには絶好のポイント。

 

f:id:sirius-B:20191114003235j:plain

陸軍カットはおおよそこんなの。軍帽をかぶった時の清潔感が重視される。基本的に、北の一番偉い人の黒電話カットと大差はない。韓国ではメジャーなヘアースタイルだが、ちなみに中国人は、このヘアースタイルを異様なほど嫌う。

ちなみに、最近では男性でも、表向き男子禁制の女性用美容室に潜り込んで刈ってもらうのが普通。

男子禁制って言ったって、男尊女卑の韓国での話ですから、ぱっと見怪しげな男性単独行動の一見さんだけが男子禁制なだけで、知り合いとか、女性(妻や母親も含む)の紹介があれば、男性の出入りは問題なくOK。
もっとも、ここ数年、男性の調髪を看板に掲げる美容室が爆発的に増えていますが。

ちなみに、裏理容店の目印は2本連結したバーバーポール・・・と韓国人に言ったら、じゃあ、うちの町内の床屋はみんな性感マッサージじゃん、と驚いた様子。まあ、実際にそうなんだけれど。

 

f:id:sirius-B:20191114003730j:plain

要するに、全部性感マッサージ店ということ。それだけ、表面上厳格な父親を演じ、裏では家族に隠れて毎月性感マッサージに通っている親父連中が相当いるってこと。