大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

コロナウイルスパニックに伴う日本の入国規制に韓国がマジで怒ったわけ

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飛行機による旅客輸送が急所の韓国経済
大韓民国は北海道より面積の小さな国なのに、航空会社だけで10社あり(うち3社は航空貨物)ます。
そういった航空会社が、日本航空デルタ航空といった海外の航空会社のコードシェア便の運航を一手に引き受けています。
当然、そこで働く人は結構な数にのぼります。

韓国は国策として、航空会社をサポートしています
なぜそうするかというと、韓国は、日本、中国、ロシアといった世界有数の大国の狭間にある小国であるという現実があります。
その中で存在感を発揮し、経済発展するには、人の流れの中心になければいけません。
ただし、人の流れの中心にいるということは、世界中から感染症を持ち込んでしまうリスクが高いという側面をもっています。

人の流れを止めたら国の息の根が止まる大韓民国
コロナウイルスが蔓延しても、恐らく韓国という国はなくならないでしょう。
しかし、人の流れをむやみに止めたら、間違いなく国の息の根が止まります。

燃料1リットルで数メートルしか動かせない飛行機は、乗客を満載してこそ採算がとれます。
飛行機は1日空港に留置するだけで、数百万円単位の駐機料や、整備費がかかります。
韓国の航空会社が請け負っているコードシェア便は膨大ですから、乗る人がいなくなれば、ものすごい勢いで赤字が膨らんでいきます。

たとえ、中国でコロナウイルスが蔓延しようとも、そう簡単に人の流れを止めるわけにはいきません。
ホンネの部分で、韓国政府にとって、韓国国民の命はそれほど重要ではありません。
これは韓国人なら常識中の常識ですが、日本人にはちょっと理解できないと思います。
その結果、韓国ではコロナウイルスの感染者の増加が止まらず、中国に次いで多くの感染者を擁する状態になってしまいました。

一応、国家の都合より、人命を優先する安倍首相は、コロナウイルスの防疫を理由に、人の流れも、あっさり止めちゃったワケ。
韓国政府にとっては、まさに一番痛い所を突かれた状態になっているといえます。

で、なぜ日本にだけ激怒するのか?
実は韓国経済は、想像以上にべったり日本に依存している実態があります。
だから、日本との関係について韓国政府は非常にナーバスな対応をとる傾向にあります。
この実態は、韓国政府の反日政策のせいであまり知られていません。
爆買いツアーで有名な中国の方が、一見、韓国経済への影響が大きそうですが、中国がなくても韓国は何も困らないという点は注目すべき点です。
中国から手痛い制裁を受けても、韓国はそう簡単に死にはしないけど、日本からちょっとした制裁を受けても、韓国には致命傷になりえます。

韓国は、主に中国、アメリカ相手に工業製品を輸出して、商売している国家ですが、そこは、日本も同じで、韓国と日本は競合している国です。
安い中国製部品を輸入して、組み立てて、輸出するという加工貿易を行っているという点も日本と同じです。
日本は韓国にとって、怖い競争相手であることは間違いありません。

韓国の経済が日本と決定的に違う点は、サムスンや現代などモノ作り企業が生産する工業製品を作るのにどうしても必要な製造機械や高性能部品(薬品)は、どうしても日本から買ってくる必要があるというポイントにあります。
韓国は、日本からの輸入が異様に多いという点に特徴があります。
日本が作れるのに韓国では作れないという部品はたくさんありますが、逆はほとんどありません。
2013年の韓国の総輸入額21兆円のうち、16%が中国が占めていますが、日本は11%。
中国からの輸入品は、他国からの輸入に代替できますが、日本からの輸入は代替不可能な2兆3千百億円という具合になっています。

それを安倍首相は、北朝鮮への横流しの疑いという理由で製造機械や高性能部品(薬品)の流れをあっさり止めてしまいましたし、コロナウイルスの防疫を理由に、人の流れも、あっさり止めちゃったワケ。
これは、韓国政府(注:韓国国民ではない)にとっては、金的蹴りを2連発喰らったぐらいの大ダメージで、我を忘れて怒るのも無理なからぬことなのです。