大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

成層圏

f:id:sirius-B:20200619225459j:plain

旅客機は、ほぼ音速に近い時速1000キロメートル(マッハ0.81)で飛ぶことができる。
とはいえ、空気の濃い低空で時速1000キロメートルを出すと、空気抵抗で恐ろしく燃料を消費してしまうので、国際線の飛行機は、空気のうすい3万9千フィート(だいたい1万2000メートル)を飛行している。
このぐらいの高さだと、成層圏に入ってしまい、地上ではどんなに嵐が吹き荒れていても、飛行機には影響がない。

韓国行きの飛行機は、飛行距離が短い関係で、成層圏を飛ぶことはまれだ。
しかし、台風が近づいている時ともなると、事情は変わる。
空港では、離陸できるんだろうかと心配になるほどの大雨であったが、乱気流の続く雲の中を、どこまでも空高く舞い上がった飛行機は、雲の上に出た。
そこは、真っ黒な空が広がる成層圏であった。