大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

nVIDIA GeForceと、AMD Radeonとどちらがいいか

AMD Radeon

システム:Fedora30
ドライバーインストール方法:dnf dragoraで、amdで検索
(rpmfusion-free,rpmfusion-nonfreeのリポジトリー登録が必あるとよいという情報もある)
ディストリビューションインストール時の設定でもかなり速く動くが、amdドライバーを入れたほうが大幅に速度が向上する。

f:id:sirius-B:20191231125037j:plain

答えは、nVIDIA GeForce

nVIDIA GeForceと、AMD Radeonとどちらがいいかという情報がWEB上ではたくさんある。
ハードウェアーの描画速度からいえば、nVIDIA GeForce一択である。
intelも、グラフィックアクセラレーターをつくってはいるが、nVIDIA GeForceとのガチンコ勝負を避けて、ノースブリッジ組み込み用ローエンド製品に特化している。
AMD Radeonなんてカス』と断言しても構わない。
Radeonなんてとっくの昔に淘汰されてしかるべきグラボといって過言ではない。

 

製品は神、本部はカスというセ●●●レブンに似たnVIDIAジャイアニズム

しかるに、AMD Radeonがこの世に存在するのは、nVIDIAという会社がものすごく多くのコンピューターユーザーから徹底的に嫌われているからにほかならない。
自己中心的な経営姿勢と、秘密主義にかけても右に出るものがない。

PC自作は犯罪並みの扱いで、ユーザーはメーカーが作ったintel製のCPUを使い、Windowsを動かすPC以外は違法PCとさえ言ってのけるところがある。
自作PCに対しては、徹頭徹尾冷たい。

PC自作の世界でnVIDIA製部品といえば避けるのが常識。
台湾製マザーボードnVIDIA製の場違いなまでのハイスペック部品を組み込んだマザーボードは結構あるが、メモリーとの相性が悪くて動かなくなるパターンが続出している。

クレームを入れても、しばらくしてから「回答できることはありません」なんて人を喰ったような返事を返してくる。
スペックを落としてもVIAかAMDを使うのが定石となっている。
昔はそれでも現在と比べれば、わりあいに謙虚な会社だったんで、それなりに私も評価していた会社ではあったのだが。

 

AMDの取り柄は、nVIDIAジャイアニズムを猛烈に嫌悪する体質

ところで、AMDといえば、シリコンバレーではへそ曲がりで有名なジェリー・サンダースの創業した会社。
基本的に、イスラエルに製品開発拠点があるという点が特徴的である。

CPUの分野では、intelと熾烈な競争を繰り広げ、最近ではAMDの開発した高性能CPUでintelが死にそうな目に遭うことも多々ある。
Athlonintelより一足先に1GHz製品をリリースし、Athlon64で、x86-64命令セットの主導権をintelから奪い取った。
Ryzenでは、多コアCPUをintelより一足先にリリース。
そのたびに、intelが対抗製品をリリースせずにはいられなくなる。

素人にはわかりにくいが、グラボの世界でもそれとおんなじことを、AMDnVIDIAに対してやっている。

 

AMDの野望は、intelnVIDIAをまとめて地獄に叩き込むこと

そんなAMDが、あえて、なぜnVIDIAと比べてカスなグラボを作っているかというと、グラボのGPUをCPUの代わりに使うことにやたらこだわっているからである。
Windows用の純粋なグラフィックエンジンとしてチューニングしてあるnVIDIAとはその点で大きく異なる。

それは昔、Silicon Graphicsがワークステーションでやっていたことを低コストで実現しようという野心があるからである。
多コアCPUと、GPUを組み合わせると、Silicon Graphicsワークステーションのような超絶PCができるというのがAMDの主張である。

ただし、これを実現されるとnVIDIAはおろか、intelももろとも爆死するので、intelもこつこつグラフィックアクセラレーターを開発しているのである。

 

nVIDIAの生命線であるWindowsの独占状態も、AMDは、実は嫌っている

ただし、並列実行が苦手なWindowsより、並列実行が得意なLinuxの方が、Silicon GraphicsワークステーションもどきのPCとして適性がある。
それゆえ、AMDは無理にWindowsに特化したチューニングをしない。
WindowsRadeonがカスな理由はそこにある。

というわけで、AMDは、Linux陣営の御機嫌取りに余念がなく、Linux用のドライバーのソースコードを公開しているし、Linux用の公開ドライバー、非公開高性能版ドライバーをリリースしている。

 

Linux陣営とは超絶仲の悪いnVIDIA(作者リーナスとガチで喧嘩するから・・・)

nVIDIAでも、一応AMDとの対抗上なのか、独占禁止法対策なのか、Linuxドライバーはリリースしているとはアナウンスはされてはいるが、そもそも、Linuxと仲良くやっていくという気はないのであろう。
非常に不安定で非常に低性能なドライバーしかおめにかかれない。
Linux陣営の開発者と反発しあっているらしく、LinuxnVIDIAをサポートしていないし、無理にドライバーをインストールしても、動かないことが普通にある。

 

AMDのグラボドライバーは公開版でOK

ちなみに、Linux陣営と関係が良好なAMDの場合、低性能ドライバーとはいえ、Linux用の公開ドライバーを使うと、グラボが相当たくさんの一般演算をやってくれるようになるので、CPUが完全に暇になり、PCの性能が相当にあがる。
非公開高性能版ドライバーは、高性能かもしれないが、Linuxカーネル改訂のたびに自力でインストールしなおさなければならない一手間が必要である。
公開ドライバーでも充分高性能なので、あえて非公開高性能版ドライバーを使う必要は感じない。

f:id:sirius-B:20191231125420p:plain

ドライバーインストール方法:dnf dragoraで、amdで検索
写真は公開ドライバー写真の場合、公開ドライバーもfedoraリポジトリーのものと、updatesリポジトリーのものがあって、新しくリリースされたupdatesリポジトリーのものをインストールした。注意すべき点は、Radeon、CPUの演算を代替できるジオメトリエンジンの比重が大きく、ラスタライザはGeForceと比べるとかなり非力である。ラスタライザ部分だけを使うよくある互換ドラーバー(Windows標準ドライバーもそう)だと、ほとんど性能を発揮しない。