日本のネットワークはLinux
韓国のネットワークはWindows
韓国に行ったら、ネットワーク設定は下手にいじってはいけない
韓国のネットワークのバックエンドはほとんどWindowsです。
日本のつもりで設定をいじると動かなくなることがよくあります。
日本で、バスや地下鉄の券売機がブルースクリーンになっていることを見かけることはまずないと思います。
なぜなら、日本製の券売機では、OSにWindowsを使っていないから。
昔はRTOSとかTRONとかありましたが、最近ではLinuxが圧倒的に多いです。
日本のオフィスでも、パソコンの部分、いわゆる専門用語で『フロントエンド』の部分は、WindowsにWORD、Excel、PowerPointの組み合わせが一般的ですが、ネットワークディスクや、ルーター、ハブなど『バックエンド』の部分は、ほとんどLinux。
券売機のような、専用端末は、『バックエンド』に合わせてLinuxということが圧倒的に多いのです。
韓国国内のATMでもよくあるブルースクリーン
自分の預金がゼロになったんじゃないかと不安になる。
韓国ではそういう事故はなかったんですが、同じシステムを使っているキプロスでは、全国民の預金がゼロになるという事故も起こったのだそうで。
そのとき、ビットコインに換金していた人は助かったとのことで、世界中の人々が、現金をビットコインに両替したからさあたいへん。
日本で最近話題になったビットコイン長者はそうやって生まれたそうな。
韓国にはOSの中身をいじれる技術者が少ないという問題がある
ところで、OSの中身をいじれる技術者が多い国は、実は非常に少なく、他にはアメリカ、イスラエル、中国、台湾ぐらいしか思い浮かびません。
そういった国では、中身をマイクロソフトが触らせてくれないWindowsを嫌います。
Linuxの場合、少なくとも中身を触るのは自由。
しかもLinuxはウイルスにやたら強い。
Linuxでプログラムをインストールするには、機械ごとにコンパイルしなければならない一手間が必要という致命的な欠陥があるのですが、機械語プログラムの形でネットワークを徘徊するオートマタ(自動機械)であるウイルスにとって、この欠陥はむしろ最大の脅威。
しかも、Windowsはバグだらけというのは有名なはなしです。
Linuxの使い方がわかるなら、Windowsを使う理由はまったくないわけで、日本製の機械ではLinuxが使われるわけです。
OSの中身をいじれる技術者が少ない韓国ならどうするか
韓国の場合、OSの中身をいじれる技術者が少ない国の範疇に入ります。
韓国ならどうするかというと、修理は電話一本でMicrosoftにお願いするのが合理的という機械に対する考え方の違いが反映されています。
韓国は、『フロントエンド』も、『バックエンド』もWindowsになっています。
特に、Windowsベースの券売機があふれています。
トイレの空室表示も、基本Windowsベース。
Teamsとか、lyncとか、日本ではなじみのないMicrosoft製品に出くわしてビビるというのも日常茶飯事であります。