大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

NAS(ネットワークHDD)(LANDISK等)

システム:Fedora29、Fedora30

 

外付けUSB接続のHDDではダメなの?

外付けUSB接続のHDDは、難しいことを覚えなくてよいぶん、制限が多い。
LinuxパソコンとWindowsパソコンで、同時に1つのHDDにアクセスし、同じフォルダーを同時に覗くことができない。

LinuxWindowsを同時に使う必要性はどこにあるのだろうか?
「ない」と断言できればこれほど幸せなことはないが、実はおおいにある。

 

Microsoft Officeの横暴に耐える高い忍耐力は、事務屋の優秀さを測る物差しという現実

Windowsが大好きという人は、おそらくパソコン・ビギナーであろう。パソコン・スキルが上がれば上がるほど、Windowsがが嫌いになる人は多い。しかし、それでもWindowsを使う理由は、提出ファイルがMicrosoft Officeで指定されることが多いから。
ところで、Microsoft Officeは性能が優れているかというと、そうではないということがパソコン・スキルが高い人なら誰でも知っている。

使われているフォントのデザインが悪すぎ、どんな素晴らしい文書を作成しても可読性が低くなる。
読むだけでも四苦八苦する文書を我慢して誤りなく速読する能力の高さが事務屋のスキルだということになっているが、そもそもそんな忍耐力は必要のないものだ。
作成中だって、お節介な機能によって、文章は壊され、数字は書き換えられ、操作の制限の多さをひたすら我慢して使うのが当たり前。
このあらゆる忍耐力が事務屋の優秀さを測る一つの基準ともなっている。

実は、Microsoftも、可読性が高く美しい文書が簡単に出力できるMacとの競争上(Texが使えるLinuxにも負けている)、この問題を重大視していて、10年以上前から改善しようとして、Microsoft Officeに多数のユニバーサルフォントを同梱するようにしている。しかし、ユーザーの自主性に任せていたのでは一向に改善しないし、あたかもWindowsの性能が悪いように言う人もいるので、WindowsのシステムフォントをMicrosoftが遠隔操作で強制的に変更できるようWindows10への移行を進めている。

ではなぜ、あらゆる会社が提出ファイルをMicrosoft Officeで指定し、しかも可読性が最悪とMicrosoftも公言する「MSゴシック」を指定してくるのかというと、WindowsMicrosoft Officeを神レベルで崇拝するどうしようもないレベルのパソコン・ビギナーが管理職で、事務フォーマットの決定権を握っているというどうしようもない日本社会の歪みがある。

 

LinuxWindowsが同時に使えれば、回避できる忍耐だってたくさんある

Wordで文書を作っているときや、Powerポイントでプレゼンファイルを作っている時、Linuxなら、ちゃらっと操作すれば1分でできる仕事が、Windowsだと、どう操作してもなかなかできなくて時間ばかりが過ぎていくといったことが頻繁にある。
Linuxは、画像(ドロー&ペイント)とか、動画とか、PDF編集とか圧倒的に強いからね。
でも、悲しいことにLinuxパソコンではMicrosoft Officeが使えない。
LinuxパソコンとWindowsパソコンが隣同士になっているにもかかわらず、USBのハードディスクを5回も6回もつなぎかえてデーターのやりとりなんて、Windowsで悪戦苦闘するよりずっと時間短縮にはなるが、悪夢であることには変わらない。

こんなとき、LinuxパソコンとWindowsパソコンで、NASの同じフォルダーを覗いていたら、データーのやりとりなんてすごく簡単。

 

接続方法
基本的にNASは、パソコンへの直挿しはできない。

NASルーターに接続する。

NetBEUIやIPX/SPXを使って接続すればできないこともないが、TCP/IPとの相性があまりにも悪いので、ルーターを介してTCP/IP接続した方が良いようです。
Linuxはもちろん、最新のWindowsでは、NetBEUIやIPX/SPXは装備されていない。

 

f:id:sirius-B:20191211030623g:plain

f:id:sirius-B:20191211030648g:plain


IPアドレス設定方法
とりあえず、NASルーターに接続すれば、DHCPIPアドレスが割り振られ、使えるようになる。
しかし、DHCPで割り当てられたIPアドレスは、ある一定の日時が経過すると、原則、別のIPアドレスに変わる。
NASは、たくさんのパソコンやネットワーク機器からアクセスされるので、IPアドレスは変わらないほうが都合が良い。
そのため、NAS固定IPアドレスを設定するようにする。

IPアドレスの設定方法は、NASによって変わってくる。
詳細はNASの説明書を見てください。
大雑把な手順を言うと、ブラウザからNASの管理画面へアクセスし、IPアドレスを変更する。

例として、バッファローのLS-VLシリーズのNASの設定画面を紹介する。
まずブラウザを起動し、アドレス欄に「http://NASの現在のIPアドレス」を入力する。
機器に添付されるNASNavigator2のアイコンを右クリックして[Web設定を開く]を選んでも結構。
Webの管理画面にログイン後、[ネットワーク]のボタンをクリックする。
すると以下の画面が表示される。
ここでIPアドレスを設定することができる。

f:id:sirius-B:20191211030746j:plain


アクセス方法
Windowsの場合
\\192.168.●.●

Linuxの場合
smb://192.168.●.●

日本製のNASはの場合、組込用のLinuxで動いていて、Linux上でsambaを動かしてNASにしているケースがほとんど。それでLinuxからは、sambaを指定してやると繋がるようである。