大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

医療技術が日本より低いといわれる韓国で美容整形を受けるメリット

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予算の範囲内で、実際に受けることのできる医療の水準の高さ。
自由診療の美容整形手術ではこれが全てです。

予算が青天井なら、日本で手術を受けた方が当然高水準の医療になります。
日本の医療水準は文句なしに高いですが、お値段も文句なしにお高いです。
韓国やタイの医療水準は、日本と比較して低いですが、日本と比較しなければそこそこ高いし、お値段もそれなりに安い。
例えば、予算に100万円という縛りがあった場合、実際に受けることのできる医療の水準が韓国やタイで受ける方が、高くなるという逆転現象が起こってきます。

 

美容整形手術は原則自由診療

美容整形手術は病気を治療するのではないので、原則、自由診療になります。
保険診療になることは稀です。
単純に計算して、保険診療の3倍の費用がかかります。
つまり、費用対効果(コスパ)をシビアに考えなければならなくなります。

日本の場合、保険診療ならば1泊素泊まり(食費・薬代抜きで)8千円の入院費も、自由診療ならば、2万4千円以上と、帝国ホテル並みのお値段。
看護師さんの人件費入っていますから。
当然、入院費はコストカットの対象になります。

『人件費』が、日本の高額な医療費の最大の原因。
その点、タイなど、看護師さんの人件費が安い国ならば、その分、入院費は安くなってきます。

麻酔だって、我慢すればいいでしょ・・・ということで、麻酔もコストカットの対象になります。
タイなら、全身麻酔で手術して、術後はペインフリーを使用し、専属看護師がつきっきりで介護してくれて、2週間入院させてくれるというかなり大掛かりな手術のケースでも、日本だと局所麻酔で日帰りということになりえます。

 

強引な日帰り手術が当たり前の日本の美容整形手術

日本で美容整形手術を受ける場合、手術代がそもそも非常に高額なので、どんな大きな手術をしても、入院なんか普通しません。
包帯ぐるぐる巻きのまま、タクシーで、家か、ホテルに直行ということになります。
ホテルなら、1泊8千円以下ですから。

通常、血や体液でシーツなどを汚す客はホテルから嫌われますが、美容外科の多くは、提携ホテルがある場合が多く、入院する代わりに提携ホテルに宿泊というケースが多いのです。

どんなに日本の医療技術が優れているとはいっても、金が払えなければ、意味がありません。
日本ほどの技術はなくても、そこそこの医療水準がある国というと、やはり、韓国やタイが挙げられます。
そもそも手術の料金が安い国(韓国)や、そこそこ物価の安い国(タイ)に行って、入院して手厚いケアを受けた方が結果はよかったということは普通にあります。

 

 

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韓国の美容外科
病院らしからぬエントランスが特徴。とはいえ、公的な医療保険制度がなく、基本自由診療の韓国の場合、普通の個人病院もこういうエントランスになっていることが多い。
韓国の場合、美容外科と普通の病院が提携関係になっていることが多く、術前検診や麻酔科医師の派遣を普通の病院が担当することも多い。
美容外科手術を受けに行ったはずが、近隣の普通の病院の待合室に、一般の患者と一緒に並んでいる時間が長かったりすることもよくある。