日本のサービスエリアとあまり変わらない佇まい。ゴミ箱周辺は注意が必要。というのも、ゴミを捨てる場合、分別が細かいため。韓国でもサービスエリアに家庭ゴミを捨てに来る人が少なからずおり、清掃員が見張っていることも多い。ゴミ捨てにまつわるトラブルは比較的多い。
思いつきで行動する韓国人のための休憩所の売店
田舎在住の人の短・中距離利用の多い日本の高速道路
日本の高速道路の利用者は、田舎の住民による短中距離利用が頻度的には多くなります。
本気で長距離移動する人は、新幹線か特急か、あるいは、飛行機かという感じ。
必然的に、サービスエリアやパーキングエリアは、国道沿いのロードサイド商店の代わりとしての役割りが求められ、ある程度食事ができて、トイレがあって、コンビニがあればOKという感じになってきます。
だいたい日本の高速道路は大なり小なりそういうところがあって、ある程度食事ができて、トイレがあって、コンビニがあるという内容になっています。
トイレは、日本のサービスエリアと大差ない。
韓国の高速道路はレジャー、行楽客が圧倒的に多い
そもそも、高速道路でどこかへ出掛けるという行為は、韓国人にとっては、日常生活とは一線を画する間違いなくハレの行為であって、レジャーであり、行楽なのであります。
それと、最も走行距離が長いソウルから釜山まででも、5時間程度で走破できる関係上、トラックなどは高速道路は休憩せず走破することが多く、プロドライバーの利用はそれほど多くありません。
休憩所でまず重要なのは食堂。
そしてトイレ。
日本人にとって謎なのは、雑貨店だけでなく、靴や洋服を売る店があります。
食堂は、フードコート形式が主流。事前に食券を購入する。韓国人の多くが現金を持ち合わせておらず、クレジットカード払いを必要とするため、自動券売機や調理場では対応しきれないのがその最大の原因。
水はセルフサービス。大仰な給水機にびっくりするが。
料理の引渡し口の上のディスプレーに食券番号が表示されたら、表示された場所の料理の引渡し口に行って、料理と食券を引き換える。あとはテーブルに持っていって食べる。料理の引渡し口の横に食器返却棚があるのは、日本と一緒。
韓国特有の休憩所の売店は、思いつきで行動する韓国人の性格によってつくられる
韓国人が日本人と明らかに違うのは、レジャーや行楽を、何の計画もなく、時間が空いたからといって、思いつきで突然にやりはじめること。
朝起きて、
「今日、どうする?」
「仏国寺行く?」
「行こう」
「マンヒャンとファンガンあたりで休むのどぉ?」
「混んでなければね」
と、こんなノリで、自動車に乗り込み、慶州(釜山の近く)まで出掛けるわけです。
ソウル在住の人々が。
荷物?
そんなもの準備することなく、着のみ着のまま、クレジットカード1枚握りしめて、Let's Go!
現金すら持ちあわせていないこともザラ。
目的地のホテルの予約は車の中で携帯電話で。
思い出したように、大きな荷物を車に積み込む殊勝な人もいるにはいるのですが、荷物の中身は大量のインスタントラーメンだったりします。
目的地のホテル(コンドミニアム)で食べるインスタントラーメンがたまらないという手合いが多いのも、韓国人の特徴だったりします。
こういうノリは、2年半の韓国軍の軍隊生活の経験によって醸成されるといって間違いありません。
当然、旅行に必要な物品は何も持ってきていないわけなので、必要に応じて現地調達。
休憩所の売店はそんなときに重宝します。
高速道路でよくある雑貨屋。一般人は買えない(注:買いたくもない)移動中の軍人さん(陸軍)向けの(駐屯地では入手しずらい)官給品もどきのあったら便利な装備も売っているところが韓国らしい。
このようなものすら持ってこずに家を出てきてしまう韓国人行楽客が実際多い。
ちゃんとした服を着ずに家を出てきてしまう韓国人行楽客も実際多い。いっそこの際だからと、日用品を購入する人も多いため、休憩所はショッピングセンター化する傾向がある。