大韓民国観察記

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

休憩所

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休憩所を表示する看板。韓国人なら、どこにどんな休憩所があるかわかっている前提なので、こんな看板でOKなのである。逆に日本は、だれも、どこにどんな休憩所があるか知らない前提なので、サービスエリアには特に目立つ看板はない。

 

韓国の高速道路にも「休憩所」(サービスエリア)が設置されている

韓国の高速道路では「休憩所」と「仮眠所」(パーキングエリア)がある


日本の高速道路と同じように、韓国の高速道路にも「休憩所」(サービスエリア)が設置されています。
ちなみに、日本の高速道路には、サービスエリアとパーキングエリアがあって、設備の差はさほどはっきりとしていません。
韓国の高速道路にものパーキングエリアのようなものも存在するのですが、韓国のパーキングエリアというと、通称「仮眠所」といわれていることからもわかるように、単に駐車できるスペースがある程度。
そこそこ利用者の多いところなら、路肩に立ちションされても困るので、トイレがあることもあります。

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休憩所。そもそも、休憩所の絶対数が少ないので、いつも混んでいる。繁忙期には、警備員の判断で、駐車マス以外にも「ここに止めろ」と誘導されることがある。

 

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仮眠所。もともと、韓国の高速道路には設置されていなかったが、居眠り運転による自爆死事故がどうしようもないほど多発したため、路肩に後付けで設置されるようになった。

 

狭い国土であるがゆえに、「休憩所」の数はそれほど多くない

休憩所整備具合は、高速道路によって異なっていて、京釜高速道路のように、利用者の多い高速道路なら、20~30分の走行ごと。
狭い国土であるがゆえに、そんなに何箇所もあるわけではありません。
充実した設備を備えた大きくて入りやすい休憩所は、だいたい、ソウルー大田間に1箇所、大田ー釜山間に2箇所といったかんじ。
韓国道路公社が公表している数はこの倍くらいになりますが、小さい、入りづらい、設備が貧相なハズレも多いので、そこんところ、韓国人はよく知っています。
僻地にあって、主要高速道路を連絡するような短距離の高速道路にはそもそも休憩所がなかったりもします。
それゆえ韓国人は、だいたい休憩所の場所と名前はみんな知っていて、高速道路に乗る時から、立ち寄る休憩所は決めていることが多いようです。

 

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休憩所の案内標識。それほど大きな標識ではないことが多い。

 

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仮眠所の案内標識。仮眠所は、設備的には貧相でも、高速道路事故防止の切り札的存在であることを伺わせる扱いで、案内標識も、意識朦朧とした状態のドライバーでも容易に視認できる大きさであることが多い。

 

高速バスや市外バス移動でも「休憩所」はお馴染

韓国で自動車を運転することのない日本人には関係ないであろうと思ったら大間違いで、高速道路を走行する長距離の高速バスや市外バスに乗れば、必ず15分程度の休憩所でのトイレ休憩があります。
日本の高速バス旅行ではお馴染みの、東名高速道路の足柄SAのような感じですか(関西だと多賀SAとか、甲賀SAとかある)。
高速バスや市外バスを使って韓国を旅行する旅行者にとっても、休憩所はお馴染みなのであります。

 

韓国の「休憩所」には、トーヨーベンディングのミル挽き珈琲アドマイヤがないから

日本の高速道路のサービスエリアと根本的に異なる点は、自販機が少ないこと。
特に、日本の高速道路シーンでは欠かせない、淹れたて熱々のレギュラーコーヒーを販売するロボット自販機がありません(トーヨーベンディングのミル挽き珈琲アドマイヤとか)。
あれがないと、ドライバーは、眠気との戦いで、本当に困るのよ。

あれは、ロボットのくせして、いっちょまえに保健所から食堂の営業許可を1台毎に取得しているというシロモノで、法律上は1軒の食堂という扱いのすごいもの。
韓国にはそんなものはなくて、代わりに、人間がオペレーションする24時間営業の数軒のコーヒーショップが存在します。

まあ、人間がオペレーションするコーヒーショップなので、コーヒーだけではなくて、サンドイッチも、デザートも、意外なところでは、オデンや、トッポキも売ってくれるという点はうれしいのですが。

スターバックスロッテリア等、チェーン店も多いのですが、無名の店舗がチェーン店ではまず売らないオデンや、トッポキなどを売っていることも多いです。
立ち位置的には、日本のレギュラーコーヒーを販売するロボット自販機と同じなので、高速バスや市外バスのトイレ休憩で「休憩所」に立ち寄る旅行者も利用します。

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自販機が発達していない分、24時間営業の有人店舗が多い。ドライバーの気持ちからすれば、自販機よりもそっちの方が良いんではないかい。ことに都市間を連絡する高速道路内という環境の特殊性を鑑みれば。
 

昔は、高速バスや市外バスの車内での飲食は自由で、それこそトイレ休憩の後は、みんな高速道路のコーヒーショップで買ってきたものを広げて食べていたのですが、最近は禁止。

ゴミを散らかすだけでなく、コーヒーをこぼす、オデンの汁をこぼすといったことが頻発したためです。

どうでもいいけど、韓国人て、高速道路の休憩所でも、ほんとによくオデンを食べるんだな。