大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

韓国の草花 スミレ

韓国の農村部では普通にみられる草花です。

「スミレ」の名はその花の形状が墨入れ(墨壺)を思わせることによる、という説を牧野富太郎が唱え、牧野の著名さもあって広く一般に流布していますが、そうでないという意見もあります。

学名は、 Viola mandshurica ですが、「満洲のスミレ」という意味になります。
この学名にあるように、満洲から朝鮮半島、日本列島にも広く分布しています。

スミレは、移植に弱く、特に断根すると枯れることが多いです。
繁殖は専ら種子によるものですが、種子は非常に小さく、長さは2mm以下です。
そのため、スミレ栽培を行う園芸家は、断根しないように土ごと堀り取って集めるようです。

にもかかわらず、これだけ広範囲に生息しているのは、種子に、アリが好む脂肪の塊(エライオソーム)があり、種子をアリが巣に持ち帰るためで、アリの移動とともに生育域を広げているのです。

飛行機から空撮すると・・・

韓国で飛行機からの空撮するのは、違法

日本国では、何人も、空撮は自由どころか、自衛隊の基地や兵器、掲示物を撮影しても何ら罪に問われないのであるが

韓国の航空会社の飛行機搭乗中に撮影した場合、厳密に言うと、この写真は、韓国政府からスパイ罪に問われる恐れがあります。
なぜなら、東京駅、皇居、羽田空港、米国大使館、大韓民国大使館、赤坂プレスセンター等、韓国国内法で指定された軍事施設が多数写っているからです。

韓国の航空会社の飛行機は、料金が安い、日本の航空会社より、サービスがよいなどいろいろメリットがあるのですが、日本の空港から車輪が離れた瞬間より、韓国国内法が適用されるので、このようなことが起こってきます。

国際的にみると、飛行中の機内で、得体の知れない韓国国内法が適用されるという点が、韓国の航空会社の飛行機の致命的なデメリットといわれております。
慣れれば、どうってことはないんですが、自由と法規制に超敏感なアメリカ人は特に気にします。

韓国では、政府の許可なき空撮は、違法です。

では、韓国の中で一般的に使われている空撮写真はどうしているのかというと、政府に許可を取って撮影しているケースもありますが、政府の広報写真を流用しているケースも多いです。

日本では、情報の統制よりも、情報の所有権を重視する考え方が強く、政府の広報写真であっても流用は窃盗として取り締まる考え方があって、刑事告訴の対象にもなりますし、厳格に使用許可が求められます。

韓国の場合、情報の所有権よりも、情報の統制が重視される関係上、政府の広報写真の流用は、基本的に政府が広めたい情報なので、公共物の利用という解釈が成り立つようです。

なお、空撮は、違法ですが、雲を撮影することはOKです。
明らかに地上が見えない悪天候での空撮はOKですが、晴れた日の空撮は、誤解されないよう、避けるのがベターと言われています。
もちろん、雲の隙間から地上が写っていないことに充分注意しなければいけません。

どうしても韓国の空撮をやりたかったら、韓国の航空会社以外の航空会社の国際線に乗るしかありません。

韓国上陸とともに逮捕されてはかなわないので、帰国便で空撮するのが基本ですが、韓国を離陸して、車輪が地面から離れた以降、航空機の所属する国家の法律が適用される状態になってから撮影するしかありません。

 

そもそも、ジェット旅客機は飛行高度が高く、脚が速いので、空撮には向かない

ところで、ワタクシ、日本の空の風景をポンポン投稿しておりますが、飛行機から綺麗に空撮できることは非常に稀です。

そもそも、空撮に適した時間、高度、天候、すべての条件が綺麗に揃うことは滅多にないので、飛行機の窓側に座ったからといって、綺麗な写真を撮れるわけではないのです。

しかも、飛行機は、ほぼ音速で飛んでいるので、非常に速い。
望遠レンズで撮ったら確実にブレます。
広角レンズで狙うしかない。

日本の空は、太平洋のど真ん中を飛行しているのとさほど変わらないほど大気汚染がまったくといっていいほどなく、非常に空気が澄んでいるので、それでも、綺麗な空撮をキメるチャンスはあるのですが、外国だとそうはいかない。
韓国の空も、諸外国同様、かなり大気汚染で煙った状態であり、ヘリコプターや、プロペラ機で低空飛行して撮影するのでなければ、綺麗な空撮は望むべくもありません。

韓国便は、ほぼすべてが韓国の航空会社が飛ばしており、日本航空も、全日空も、大韓航空アシアナ航空に業務委託しているくらい。
中国東方航空キャセイ中華航空などの便は、数が極端に少なく、写真撮影に適した時間に飛ぶ保証はない。
そして、韓国の航空会社の便の、だいたい2倍くらいの運賃になってしまいます。

また、韓国以外の航空機の飛ぶ飛行機は、速やかに海上に出るように飛行経路が指定されることが多いです。

こうなると、まともに空撮などできないと考えてよいかと思います。

 

韓国あるある、あうんの呼吸でOKの場合と、OUTの場合が決まっている

基本的に、軍事施設の撮影はスパイ行為となるのですが、飛行機から空撮した場合、軍事施設の写り込みはどうしても避けられません。

それゆえ危ない。

ちなみに、韓国政府の言う軍事施設とは、軍事基地はもちろんですが、特定の道路、鉄道、橋梁、トンネル、高層ビル等も含まれます。

日本流の厳格解釈、厳密解釈をやってしまうと、韓国国内での写真撮影はすべて違法となるのですが、そうすると日常生活に支障を生ずるため、韓国では、違法は違法でも、ある程度、あうんの呼吸でOKの場合と、OUTの場合が決まっていることが多いです。

違法は違法でも、撮影主体が軍事施設か、軍事施設以外かによって、OKの場合と、OUTの場合が決まっていることが多いです。

韓国に撮り鉄が極端に少ないのも、鉄道を撮影した場合、被写体の中心が鉄道施設になってしまうので、ほとんどの場合で、スパイ行為が成立してしまうことと関係があります。
駅で、自分の乗る列車を、旅行のついでに撮った場合、軍事施設を撮影したのではないと解釈されるからOKというケースもあります。

 

Googleだって、OUTを喰らう

Googleストリートビューも、実は、かなりの頻度でOUTを喰らっているようで、韓国では、ストリートビューのある道路が、かなり少なくなっています。
広範囲でストリートビューのないところは、韓国政府が指定する軍事施設が写り込む場所だから、写真撮影には気をつけようと解釈しましょう。

実際のところ、韓国の航空会社の国際線の飛行機に搭乗している場合で、日本領空で空撮をした場合、違法ではあるのですが、客室乗務員から要注意人物としてマークされる(韓国領空通過時、シャッターを切っていないか、チェックされる)ことはあっても、韓国領空でシャッターを押さなければ、警告を受けることは皆無です。
韓国国内線だと、カメラの使用が見つかると即刻怒られます。

国際線の帰国便ではノーチェックですが、韓国の風景とかが写っている写真は、世界中どこのブログであっても、すべて韓国政府によって検閲されているので、SNSとかにアップする場合は注意しよう。

 

検閲でOUTとなった日本のインターネット記事はどうなるのか?

韓国国民にウケる記事がOKで、韓国国民の怒りを買う記事がOUTかというと、そんなことは一切なく、政府に都合の良い記事ならば、韓国国民をいくら怒らせてもOKで、政府に都合の悪い記事ならば、韓国国民に大いにウケてもOUTになります。

硬派な記事より、おバカ記事の方が、政府から睨まれ、取り締まられる危険性が低いので、おバカ記事が量産される傾向があるという変なバイアスがかかっているのも韓国あるあるです。

検閲でOUTとなったものについては、韓国国内で検索した場合、検索不能となるほか、URLを直入力してもアクセスできないようにされます。

ちなみに、ぱっと見で、日本のインターネットサイトの、おおよそ6〜7割が検閲不合格となっている感じで、韓国国内から当該日本のインターネットサイトにアクセスすることはできません。

韓国の法律は、相当いい加減なところがあって、緩いところはとことん緩いのですが、軍事的理由が絡んでくると、とことん厳しいです。

日本の権威ある言論の府である大手新聞社のインターネットサイトなら安全かというと、そういうわけでもない。
産経新聞週刊文春週刊新潮は特に危ない。

軍事情報に関する写真・統制対象となる言論で引っかかっているケースと、お色気写真が猥褻物に該当していてOUTになっているケースが半々ぐらいの感じです。

そこも、あうんの呼吸でOKの場合と、OUTの場合が決まっているケースに該当します。

 

 

 

ソウルでタクシーに乗る時の作法

未熟なタクシー運転手のミスを誘発しない乗り方をする・・・これが作法

ソウルで起こるタクシートラブルで、悪質なケース、違法スレスレまたは、最初から法律を守る気がないというムチャクチャなケースは、稀なことです。
ソウルで起こるタクシートラブルの7割、8割は、未熟なタクシードライバーの営業上の失敗が発端となって、大騒ぎに拡大するというパターンです。
つまり、未熟なタクシードライバーのミスを誘発しない乗り方をするということが、ソウルのタクシーを利用するのが基本といえます。


(1) 乗車する場所に気をつける

駅前のタクシー乗り場など、所定の場所で駅待ちしているタクシーに乗る場合は別として、道路の目的地方向へ向かう側でタクシーをつかまえるのが基本といえます。
逆方向でタクシーをつかまえた場合、当然、Uターンすることになりますが、ソウルの場合、Uターン可能な場所が厳格に指定されており、しかも数は少ないです。
かなりの遠回りになることも少なからずあり、その分料金が加算されます。
これを遠回り詐欺だといって、ソウル市のタクシーセンター(タサンコールセンター)に通報する輩(もちろん韓国人だが)は多いので、逆方向でタクシーをつかまえると、タクシー運転手は、クレームに発展することを非常に警戒します。
タクシーに乗りたい人が多いにも関わらず、空車タクシーがあまりにも少なくて、どうしてもタクシーをつかまえなければならないという緊急事態の場合は、多少のトラブル覚悟、料金が高くなることは覚悟の上で、逆方向でタクシーをつかまえるというのはアリです。

 

 

(2)【빈차】(空車)を目印に手を上げてタクシーを止め、ドアは自分で開けて乗る

韓国のタクシーは、基本的に客が自分でドアの開閉をします。
タクシーが自分の前に止まったら、自分でドアを開けて乗り込みましょう。

 

(3)タクシーに乗り込んだら、あわてず、正確に、行先を伝える

模範タクシーや、個人タクシーでない場合、相手は、大半がタクシードライバー歴1年未満の新人ドライバーです。
高圧的な態度、威圧的な態度で接すれば、必ずミスを誘発します。
相手は、だいたい新人ドライバーなのですから、わかりやすく目的地を伝えることが大切です。
「ジュソ・プッタカド・テヨ?」「ナビ、OK?」とか何とか言って、住所をナビに入れてもらうのが、いちばん良いかもしれません。
目的地の住所は、事前にハングルでメモしておいて、運転手に渡すのが吉です。
どっちみち、よほどのベテランでもない限り、タクシーはナビに頼って営業しています。
むしろ、ナビを使って怒られはしないかとビクビクしているのがタクシードライバーですから、ナビを使ってくださいと言われた方が、面倒がなくてよいのです。
タクシーのナビは、往々にして、自車位置を見失ったり、遠回りを指定したりする『おバカ・カーナビ(気狂いナビとも言う)』ではありますが、そうはいっても、当たらずとも遠からずのルートを示しますし、なにより、目的地を間違うことはありません。
運転手がリラックスして接客していれば、ナビの誤表示は、おかしいと気づきますし、適度に修正もしてくれます。
韓国に観光旅行で来た日本人が、超絶紛らわしい目的地に行くことなど、まずないでしょうから、この程度で何とかなります。

 

ナビに登録された地図が間違っていることの多い韓国では、ナビを複数用意しているタクシーは多い。このタクシーは3つ。ということは、3つそれぞれ目的地を入力しなければならないので、赤信号で停車中でも、運転手はやる仕事は多い。ちなみに、発車してから、最初の信号機までは、駐禁取締対策で、すぐ発車して、ナビなしで走っていく関係上、すぐに右左折が必要な客や、すぐにUターンしなければならない逆方向客は、運転手から嫌われる傾向がある。

 

(4)最短、最安、最速にこだわるなら、ソウルでタクシーに乗るのはやめておけ

なお、最短距離、最低運賃、最速移動にこだわるなら、ソウルでタクシーに乗ってはいけません。

  • 目的地に確実に行きたい
  • 目的地に行くまでの乗り換えの手間を省きたい

ソウルのタクシーとは、以上のような目的で乗るものです。
まあ、日本人旅行者より、ソウル在住の韓国人の方が、そういう基本的なことをわかっていなくて、日々トラブルが発生するのが、ソウルのタクシーというものです。
市内バスの方が、よっぽど運賃は安く、到着までの時間も早いので、市内バスに乗ってください。
経路検索や乗り換えが不要で、安くて早い交通機関は、ソウルには存在しません。

 

(5)「フリーインタープリテーション(無料翻訳)」という奥の手がある

なお、どうしても、運転手さんが理解してくれないときは、「FREE INTERPRETATION(無料通訳)」を利用しましょう。
こちらのサービスは、ソウル内を走るほとんどのタクシーで利用可能です。
運転手に「フリーインタープリテーション」と言えば、無料で携帯電話を通した通訳サービスが利用できるそうです。

 

 

(6)タクシーが走り出したら、メーターを作動させたかどうかの確認をしてください

これは、新人ドライバーは、よく忘れます。
このままで目的地に着いてしまって、「あっ!!」ということがよくあります。
そういう場合は、基本、運転手の自腹となります。
とはいえ、これがあると、一騒動になるわけで、韓国語ができれば、なんのことはなくても、韓国語のできない旅行者にとっては、致命的な状況になってしまいます。
そこで、後々の面倒を回避するため、タクシーが走り出したら、メーターを作動させたかどうかの確認をしてください。
メーターを作動させていなかったら、
「メーター・プッタカムニダ」
と言えばOKです。
ホテルに前もって(1時間以上前)タクシー迎車をお願いした場合、目的地が仁川国際空港だった場合、空港定額(割引)料金(65,000W:2023年)が適用になることがあります。
空港発の場合は、空港タクシー専用案内デスクから、ソウル市内まで、迎車依頼した場合に、空港定額(割引)料(65,000W:2023年)が適用になります。
この場合、メーターで定額運賃計算ができないなどの理由で(後々の運賃集計の都合上)メーターを作動させないケースがあります。

 

 

(7)支払いは、交通カードかクレジットカードで

タクシー料金の支払いには、以下の決済方法が使えます。

  • T-Moneyカード(交通カード)
  • クレジットカード
  • 現金

韓国では、現金払いが一般的ではなく、交通カードかクレジットカード払いが原則となります。
どちらかというと、現金払いは迷惑がられます。
というのも、現金払いは運転手の個人的なサービスとして行っているケースが一般的で、釣り銭切れが起こりやすくなっています。
釣り銭切れで端数の小銭のおつりをくれない場合がよくあります。

日本だと、端数の小銭のおつりをくれないということは、たとえ1円であっても、窃盗罪が成立し、刑事告訴可能です。

一方、国家をあげてキャッシュレスを推進している韓国の場合、窃盗罪での刑事告訴は不可能であり、端数の小銭のおつりをくれないということは普段よくあることです。

日本のクレジットカードでも、VISAかMasterと提携したカードならば、使用できます。
T-Moneyカード(交通カード)なら、サインとか暗証番号とか入力する必要がないため、韓国語で会話する必要がないので、楽ではあります。

タクシーでT-Moneyカード(交通カード)を使う予定があるなら、事前に多めにチャージしておく必要があります。

なお、新人ドライバーが多いというソウルのタクシー事情ゆえ、支払い中に、メーターの支払いボタンを押し忘れて、料金跳ね上がりを起こすという初歩的ミスを犯すタクシードライバーも少なからずあるので、支払いに時間のかかる現金支払いより、支払いがすぐに終わるカード払いの方がよいです。
カード支払い後、料金跳ね上がりを起こすというケースも、まれにありますが、追加で料金を請求されるということは、現金払いと違って、まずありません。

 

 

一般タクシーの料金
一般タクシーの基本料金(2023年)

初乗り料金    3,800ウォン(約380円)
追加料金(距離料金)    100ウォン/132m(約10円)
追加料金(時間料金)    100ウォン/31秒(約10円)

日本の東京のタクシー料金の約半額と覚えておけばよいです。
午前0時から4時のあいだは、深夜割増(青タン)として20%割増になります。

営業区域外(ソウルのタクシーなら、ソウル市外)まで乗車した場合、20%の割増料金がかかります。

 


模範タクシーの料金
模範タクシーの基本料金(2023年)

料金の種類    金額
初乗り料金    6,500ウォン(約650円)
追加料金(距離料金)    200ウォン/151m(約20円)
追加料金(時間料金)    200ウォン/36秒(約20円)

日本の東京のタクシー料金と同程度と覚えておけばよいです。
模範タクシーには割増料金(青タン)がありません

営業区域外(ソウルのタクシーなら、ソウル市外)まで乗車した場合、20%の割増料金がかかります。

 

雲助タクシー・違法運送サービス(エセ・タクシー)との攻防

眠らない街、東大門市場。観光客の捌けた深夜の時間帯が、東大門市場が最も活気づく衣料品取引の中心的な時間帯である。午前2時頃から午前4時頃までと、短時間であるがゆえに、周辺の道路にまで商品が溢れかえる。もちろん、観光客相手の店も開いているが、商品仕入れの時間帯と重なるため、せわしない。

 

客の捌けた深夜の東大門市場。で、このカオスっぷりだから、客がMaxの東大門市場のものすごさは推して知るべし。雲助タクシーや違法コールバンが出没しても、わけがわからないままに終わる可能性が大。



ソウルではびこる、これはガチで、違法なタクシー営業

正規のタクシーがいくら接客レベルを向上しても、違法営業する偽タクシーが滅茶苦茶する限り、ソウルのタクシーの評判はいつまでたってもよくならない。

 

(1)雲助タクシー編(正規ながら、低レベルな旅客運送)

雲助タクシーとは

地下鉄終電後の、繁華街(明洞、東大門市場など)に出没するのは、雲助タクシー。

雲助タクシーとは、一発十万(ウォン)収狙いの正規タクシーのこと。
昼間遊んでいても、夜、十万(ウォン)収が5回出れば、法人タクシーの営業ノルマは達成できるので、それを目指して営業する輩のこと。

東京でも、夜の六本木、歌舞伎町、道玄坂へ行くと同様のタクシー運転手はいます。
夜8時頃から銀座でウオーミングアップして、六本木か歌舞伎町につけて、朝は道玄坂のラブホテル街を攻めるというルートですかね。
5〜6回という極端に少ない営業回数で、収益をあげているのが特徴です。

まあ、タクシーごときに十万(ウォン)使う人々は、そもそも、金銭感覚が普通じゃない。
運転手が運転手なら、客も客・・・のブラックな世界です。

 

乗禁地区営業をやって、タクシーセンター職員にとっつかまる正規のタクシー

そもそも、まっとうな超絶お金持ちはタクシーがお嫌い

東京でも、成城、深沢あたりに住む資産100億レベルの超絶お金持ちは、基本、タクシーなど使いません。
電車に乗って、家までバスを使ったり、バスがなければ、ひたすら歩きます。

超絶金持ちは、基本的に、日々生活のために仕事をする必要がなく、遊び暮らしても、豊かな資産が生み出すお金が、常に銀行に振り込まれるという生活を送っています。
定職に就かないという意味では、無職生活(ニート生活)を謳歌している人達が多いのではあるのですが、そのお気楽な生活が破綻することを非常に恐れています。

昭和の高度成長期なら、豊かな資産が生み出すお金は、大河のような奔流にもなりえたのですが、デフレ経済が慢性化した令和の日本にあって、豊かな資産が生み出すお金といっても、前立腺が肥大した男性の小便のように、はっきりいって少ない。

土地・建物を持っていても、もっていかれる固定資産税、維持管理コストはうなぎのぼり。
株を持っていても、企業は内部留保にまわすお金は熱心で、東証から株主価値改善要請を喰らっても、どこ吹く風で、株主配当金は限界を超えて削ろうとするから、株価は万年割安、三菱UFJフィナンシャル・グループのような財務も収益も良好な超大手企業株だって、株を売ろうとすれば、額面の4割引にして叩き売らないと売れないという有様。

お金を使いさえしなければ、比較的低収入でも、ニート生活を謳歌することは、理論上、誰にでもできるがゆえに、倹約、節約はニート生活の基本中の基本。
そういう知識のある連中が、タクシーなんて、基本、使うわけがありません。
家のまわりが森など鬱蒼としていて、夜間、治安上問題でタクシーを使う必要があるという人ぐらいはタクシーを使いますが、乗っても短距離です。

それは、韓国でも同じこと。

 

深夜時間帯に繁華街で付け待ちしているタクシーには乗らないというのが、危険地帯で遊ぶ遊び人の掟。それなりに金回りがよくて、10万ウォン出す気がある時は使うが、絶対に気を許してはいけないという。

 

カカオタクシーは、こういうシチュエーションの時、本当に助かる。

強メンタルを誇るやり手タクシー運転手が、雲助タクシー化するカラク

ソウルでタクシーごときに十万(ウォン)使う人々は、よほど特殊な事情を抱えているか、その他の感覚、いわゆる、人間としての礼節、感情、遵法意識、どれをとっても、おかしい人達なのですが、そういう人達を専門に営業するタクシー運転手がいます。

そういう運転手は、よほど面の皮が厚いというのですかね。
どんなに暴言吐かれても、暴行されてもへっちゃらというタクシー運転手は一定数います。

しかし、普段乗せる客が、あまりに変な人ばかりだと、それが当たり前になって、運転手も、おかしなことを平気でやるようになってしまうのです。
雲助タクシー稼業は、一度やったら抜けられないというのは、こういうことからきています。
そんなタクシーには、善良な市民は近づいてはいけません。

 

警察だって取り締まる

危険地帯で遊び慣れた人は、巧みに雲助タクシーを避ける

地下鉄終電後の、繁華街(明洞、東大門市場など)の道路端で付け待ちしているタクシーは避けるのが基本です
この界隈で遊び慣れた人は、他所から客を乗せてきたタクシーが、客を下ろすやいなや乗り込むというのが基本で、その方が、雲助タクシーに遭遇する危険がないことを知っているからです。

他所から来たタクシーは、基本的に、繁華街の雲助タクシー事情には詳しく、あえて繁華街を避けるような安全志向のドライバーが多いです。
ただし、その分、繁華街を苦手としますから、乗客が事細かに道案内する手間が必要ではあります。

危険地帯で遊ぶということがどういうことかわかっている人達は、この手の道案内の手間など気にする人はいません。
こういう乗り方をする場合、タクシーに乗る以前に、客がソウルの道をよく知っているのが条件にはなってきます。

ソウル駅などで、きちんとしたタクシー乗り場に付けている駅待ちタクシーは、深夜でも、だいたい安全です。
一旦、繁華街などから、安全なターミナルまで他所からきたタクシーに乗せてもらって、安全なターミナルで別のタクシーに乗り換えるという乗り方をする人もいます。

これは、東京でも一緒で、歌舞伎町、六本木、道玄坂、池袋、新橋あたりの路上で付け待ちしているタクシーは避けるのと同じ理屈です。

 

タクシーが客を下ろすや否や、人が群がる。もっとも、京畿道のタクシーや、仁川のタクシーは、ソウルの繁華街で人を乗せてはいけないので、立ち去ろうとするが、それでも乗せてくれと食い下がる客も多い。法人タクシーだと、つれなく断られる。個人タクシーなら、メーター不使用(違法)が条件だが、それなりにお金を払えば、乗せてもらえるケースもある。ここらへんは、人を見る目と交渉力がモノをいう。

 

(2)コールバン(韓国版傭車)制度の悪用編(はなから違法な旅客運送)

悪用される貨物乗合車(コールバン)という制度

韓国には、貨物乗合車(コールバン)という制度があります。
運転手つきでトラックを貸し出す制度、日本の傭車と似たような制度と考えればいいです。

日本の傭車と根本的に異なるのは、荷主がこのトラックに添乗してもOKということ。
登録上、貨物自動車であれば、トラックでなくても、乗用車でもOKという雑な制度であるということ。

では、普通乗用車でも、貨物自動車として届けてあれば、傭車営業は可能なのか?
可能です。

客の荷物が財布1個でも、合法的な貨物営業といえるのか?
合法的な貨物営業といえます。

韓国の貨物乗合車(コールバン)という制度は、そんなとんでもなく雑な制度なのです。

真面目に傭車営業をするコールバンがある一方、財布1個運ぶために客を乗せる舐めた営業をするコールバンがあります。
どちらも合法というところが、大韓民国クオリティー

 

空港で営業する正規のコールバン。基本的に貨物車なのである。

 

コールバンは、荷物を運ぶ構造になっていなければならず、基本的に旅客を乗せる構造になっていてはいけない。そもそも、コールバンは、あくまで貨物車なので、タクシー乗り場に付けてはいけない。これも正規のコールバン


傭車の運賃は、荷主との交渉で決まるというところが制度悪用の目のつけどころ

タクシーの場合は法定運賃が決まっていますが、貨物乗合車(コールバン)の運賃に法定運賃はありません。
運賃は、荷主との交渉で決まります。
そりゃ、傭車ですから。

そもそも、韓国語のできない海外旅行客がコールバンと運賃交渉できるようなものではありません。
このことに目をつけた悪徳業者が、ソウル市内でタクシーのように偽装して、現地事情に明るくない外国人観光客を相手にぼったくり営業をしています。

観光客は、大抵手ぶらではなく、財布ぐらいは持っているので、財布を運ぶと同時に、荷主として添乗してもらうという考え方です。

ただ、犯行の手口は警察にすべてバレています。
狙った獲物は、違法捜査してでも絶対に逃さないことで世間を騒がすソウル警察ですから、どんな言い訳しても警察は許すはずはありません。

警察もあらゆる手段を用いて違法コールバンを逮捕していますが、タクシーに偽装するような悪徳業者は、捕まること前提に、短期間に大儲けすることを狙って、開き直ってゲリラ営業しているので、ボッタクリも甚だ盛大で、ありえない法外な運賃を吹っかけられます。

これは、全部インターナショナルタクシーに偽装した違法コールバン。タクシー乗り場を集団で占拠すれば、外国人は本物と誤解するだろうという目論見による。仁川空港は広すぎて、係員の目が届かないことをいいことに、こういうことをする輩がいる。

 

本物のインターナショナルタクシーはこれ。車体は、下部やバンパーまで黒くなければいけない。オレンジの帯のデザインが微妙に異なるのと、地球儀マークのシールが後部座席の窓ガラスにある。そして、行灯もある。離陸する飛行機のシールがあるのは偽物。

 

これは、ソウル駅付近の路上で違法営業をしている車。一般車両用のナンバーの一般車によるタクシー営業。いわゆる白タク。かなり悪質なケース。

 

これは、ナンバーを見ると、タクシーとして登録された事業車両であるにも関わらず、「フンダル貨物」と表記があり、「日本語・英語できます」と書かれたムチャクチャな車両。多分、違法コールバン営業するのであろう。タクシーセンターの取り締まりには、コールバンだから関係ないと言って逃げ、警察には、タクシーだから合法だと言って逃げるつもりであろう。こういう凶悪車両には近づいてはいけない。

 

これも、ナンバーを見ると、タクシーとして登録された事業車両であるにも関わらず、「フンダル貨物」「コールバン」と表記があり、明らかに偽造とわかる正規のタクシーを模した行灯を搭載し、「日本語」と書かれたムチャクチャな車両。多分、上の写真と同じ組織のもので、組織的に違法コールバン営業するのであろう。こういうアッパレなまでに悪の限りを尽くした感のある極悪車両は、日本ではまずみない。こういう極悪車両には近づいてはいけない。

 

 

富士山

成田から韓国へ向かう飛行機は、横田基地の管制空域を避けるため、埼玉上空を通過し、松本空港を目指して飛行するのだが、この空域からだと進行方向左側に富士山がよく見える。

実際に見る富士山はとても大きい。
そして、思わずオーッと唸ってしまうほど標高が高い。

世界中に、富士山以上の標高の山はあまたあるが、海から屹立する独立峰で、4千メートル近い山というのはあまりない。

ということは、この山を登山をする人々は、海面から数時間でチベット並の標高へ移動することになるので、高度順応する暇などないということだ。

チベットに旅行する人が、何日もかけて高度順応するのでなければ、酸素ボンベなど周到な準備が必要なことぐらい、だれにでもわかる。
まさか、富士山が、チベット並の標高をもつ山であるなどとは、誰も思わない。
そのぶん、標高が低い割に高山病で命を落とす危険が非常に高い山ということができる。

写真でしか富士山を見たことのない外国人が、無謀にも弾丸登山をしでかしてしまう最大の原因は、この山のずば抜けた大きさを想像できなかったことに起因する事故なのである。

韓国政府当局によるタクシーのボッタクリ撲滅対策


ともあれ、ソウルで多発するボッタクリ、タクシー詐欺撲滅に乗り出した韓国政府

模範タクシー制度創設

模範タクシー(無印)。実際には、インターナショナルタクシーをやっている模範タクシーが多いので、無印模範タクシーはめずらしい。

多発するボッタクリ、タクシー詐欺(本当に詐欺かどうかは怪しいものだが)に業を煮やした政府が行った施策が、模範タクシー制度の創設でした。

これは、10年間無事故無違反のドライバーは、一般タクシーの約2倍の料金で営業してよいという制度(日本のタクシーとほぼ同程度の運賃)。
模範タクシーは、専用車を使用することが条件となっていて、黒色の専用車両を使用しています。

模範タクシーは、ソウル市内を流し営業していることは稀で、だいたい、有名ホテルとか、空港で客待ちしています。

模範タクシー制度の問題点は、タクシー運転手にとって、メリットが少ないこと。

特に、韓国で10年もタクシードライバーをしているとなると、リピーター客を多く抱えている個人タクシーとなってきますから、模範タクシーがそれ以上のメリットがないと、積極的にやる意味がありません。
そして、やはり、以下の点が問題となってきます。

  • 一般個人タクシーより売上が伸びづらい
  • 客が選べない(迷惑客の恰好のターゲットになりやすい)
  • 乗客からのクレームにより、容易に資格が剥奪される

喧嘩上等、トラブルを起こす気満々の迷惑客に狙われた場合、目立つ模範タクシーは、恰好の吊し上げターゲットなので、被害が甚大なものになってきます。

何年経っても固定客のつかない個人タクシー運転手は少なからずいるので、そういう運転手にとっては、模範タクシーは魅力があるかもしれません。

しかし、迷惑客リスクが極端に少ないリピーター客を多く抱えている個人タクシーがあえて模範タクシーをやるかといわれれば、やらないでしょう。

 

迷惑客リスクが少ない「インターナショナルタクシー」は、タクシー運転手にメリットが多い

インターナショナルタクシー」は、外国語OKの一般タクシーや模範タクシーのことを指します。

なにより韓国のタクシー運転手が極度に嫌う迷惑客リスクを下げる最も効果的な方法は、客を外国人観光客に絞ること。
韓国人を乗せる限り、迷惑客リスクが高い問題があるなんて正面切って言っていいんかいと思うところですが、そういう忖度というものが何より嫌いなのが韓国人です。
忖度ズブズブの日本人とは違います。

一般インターナショナルタクシー

一般インターナショナルタクシーの表示ルール。中型が普通サイズである。
ちなみに法律上は排気量1600cc未満の小型タクシーもあるが、インターナショナルタクシーには存在しないし、一般タクシーでも小型タクシーはソウルではみかけない。韓国車で1600cc未満の普通自動車というと、よほどの旧車か、日本の360cc軽自動車並の小さい自動車になるので、タクシー営業には適さない。1600cc以下のエンジンで、軽々動かすことのできる大きなボディーを作ることができないのが韓国の自動車製造技術レベルなのである。韓国車は、大排気量エンジンでアメ車並に重いボディーを強引に動かすようになっており、だいたい、日本車の2倍ぐらいの重量がある。
他に、排気量2800cc以上の高級タクシーという分類もあるが、インターナショナルタクシーには存在しない。韓国で排気量2800cc以上の乗用車というと、トヨタのレクサスになってくるのだが、レクサスでタクシー営業をしている感じ。運賃は、模範タクシー運賃+7000ウォンという感じ。

 

模範インターナショナルタクシー。

模範インターナショナルタクシーの表示ルール。模範タクシーは無印でも2000cc以上の普通自動車を使用することになっているため、インターナショナルタクシーも2000cc以上の普通自動車を使用する。ブランド模範は、ソウル市ブランドコールタクシー加盟社の模範タクシーで、大手4社「ナビコール」(SKエネルギー)、「Kタクシー」(KT)、「Nコール」(東部エキスプレス)、「インターナショナルタクシー(紛らわしいことに、大手タクシー会社名でもインターナショナルがあるってところが韓国らしい)」など。その他は一般模範になる。

 

大型インターナショナルタクシー。迎車専用で、事前に行き先や行程を配車掛かりに告げて利用するハイヤーの一種と思ってもらったらよい。流しで営業していることはないと思ってもらったらよい。というのも、料金は模範タクシーと同じ。9人乗り乗用車を使用する関係で、短距離の営業では、中型タクシーと比べて、タクシー会社にとっては儲けが少ない。空港やホテル迎車など、客単価が見込める場所にしか出没しない。

ハイヤーの一種的な扱いなので、表示ルールも非常にシンプルなのだが、これに目を付けたならず者が偽装タクシーを営業するケースが跡を絶たない。流しで営業している大型タクシーはすべて偽装タクシーと思って差し支えない。

無印の一般タクシーや模範タクシーでは、迷惑客リスクの高さが問題となるのですが、「インターナショナルタクシー」なら、空港、ホテル、ソウル駅など、比較的優良客の多い乗り場に優先的に付けることができます。

行き先さえ間違わなければ、外国人客は、ソウルの詳しい地理を知らないこともあり、無茶な近道を要求されたり、抜け道を通らず大通りを通ったがために、遠回りしたといってクレームになることは少ないです。

また、気違いじみた執拗なクレームをいれることができるほど、辞書にも教科書にも載っていない汚い韓国語に通じた外国人は稀なので、常識的なタクシー営業が期待できます。

インターナショナルタクシーをやるには、専用塗装の営業車両や、ある程度の接客レベル、ある程度の外国語能力が必要なので、ハードルは高いですが、ベテランタクシー運転手で、なろうとする人は多いようです。

こちらは、ホテルや空港で呼び出してもらう使い方が一般的ですが、迎車予約が途絶える時間帯になると、ソウル駅など比較的優良客の多い乗り場で付け待ちしていることが多々あります。

せっかく迷惑客リスクが少ない「インターナショナルタクシー」をやっているんですから、明洞や南大門市場前で付け待ちするよりは、ソウル駅西口のタクシー乗り場に並んで優良客を狙うに決まってます。

 

偽装タクシーが韓国で最も多く出没するのは、深夜の東大門市場でも、深夜の江南周辺でも、深夜の弘大入口でもなく(いるにはいるのだが)、真っ昼間の仁川国際空港である。それゆえ、タクシーを使うなら、タクシーカウンターを探そう。ここでタクシーを手配すると、迎車扱いになり、空港定額運賃が適用となる。空港定額のいいところは、通行止めや渋滞などでタクシーが迂回運転を行っても料金が変わらないところにある。

 

料金制は大きく以下の2タイプあります。

1.メーター料金制(普通に乗る場合)
一般タクシーは、一般タクシー運賃の20%増。模範タクシーは、模範タクシー運賃そのまま

2.定額料金制(区間料金制/貸切料金制)
定額料金制には区間料金と貸切料金の2パターンがあります。
区間料金は、ソウル市内縦移動は比較的安い半面、ソウル市内横移動は比較的高くなる傾向があります。
貸切料金は、時間制と、1日単位の貸切があります。
待ち時間については、一般タクシー運賃の時間制料金の20%増。
基本、空港タクシーカウンターで配車してもらうか、利用の24時間前までに迎車を依頼する必要があります。
ホテルのコンシェルジュに配車してもらう場合も、利用の前日までに手配を依頼する必要があると考えてください。

迎車依頼は、専用コールセンター(電話・日本語OK)か、ホームページから日本語で予約が可能です。

インターナショナルタクシー配車予約ホームページ。安くはないけど、ハイヤーを手配するつもりで予約するなら、結構使える。
ハイヤーというのは、基本的に予め時間や目的地や行程を配車掛かりに伝え、料金交渉まで事前に済ませて乗る特別なタクシーのような乗り物。よく、タクシーとハイヤーを混同している人がいて、大会社の社長がハイヤーに無言で乗って無言で降りるのを格好いいと思って、タクシーでそれを真似してトラブルを起こす。タクシーは、乗車時に目的地や行程を運転手に伝えて、着いてから料金を出たとこ勝負で払うもの。
大会社の社長がハイヤーに乗るのは、出たとこ勝負で料金を払うなんて勝手なこと、会社の会計上許されないし、乗る前に料金交渉までやることをすべてやっているから、特にやることがないので無言なだけ。

www.intltaxi.co.kr



営業効率の上がる「KAKAOタクシー」は、タクシー会社にメリットが多い
ソウルではこの3つの他に、配車サービス専門の「KAKAOタクシー」があります。

これは、日本のGOアプリで迎車するタクシーと同じで、アプリが日本なら「GO」とか「S-ride」とかですが、韓国ならアプリは「KAKAO」になります。

日本のスマホアプリにも「KAKAO」はありますが、日本の「KAKAO」にはタクシー呼び出し機能はありません。
韓国で契約したスマホでないと、この機能は使えないので、日本人が使うことは今のところ難しいです。
韓国でSIMカードを購入する場合は、「KAKAOタクシー」が使用できます。

KAKAOは、タクシーの走行経路を勘案して、タクシーが効率よく走行できるように客のオーダーを整理して、タクシー配車を行うようになっていることから、単位時間あたりの実車率を飛躍的に高めることができます。
そこで、「KAKAOタクシー」を導入するタクシー会社は増加傾向にあります。
ただし、問題点は以下の2点

  • ナビが不正確で、不適切なルート案内をすることが多い
  • 迷惑客リスクが少ないわけではない(概して、流しの一般タクシーより高め)

やはり、迷惑客リスクは、韓国のタクシー運転手に極度に嫌われる傾向があり、「KAKAOタクシー」は、法人タクシーでの普及はめざましいものがある半面、激辛パワハラ修行期間を卒業して悠々自適なドライバーがやる個人タクシーでは、それほど普及していない印象です。

 

カカオタクシー。タクシーがつかまえやすくなったとの評判である。ただし、呼び出す位置が悪いと、他の人に間違って乗られる、到着が大幅に遅れる、タクシーがとんでもない位置で待っていたなど、トラブルの原因にもなる。韓国ナビは、誤差が100メートル程度あるのが普通なので、だいたいの呼び出し位置にタクシーが到着すると、あとは運転手の勘で乗客を探す。ところが、呼び出し位置が、タクシーを呼ぶ人が多数いる人混みだったり、バス停の中だったり、タクシー乗り場近辺だったりすると、正しく客を乗せることができないのだ。他にタクシーを呼ぶ人のいない路駐が物理的に可能な目立つ場所にタクシーを呼ぶ必要がある。

 

ソウルでは、他にも以上のようなタクシーがある。広告上では、タクシー車内サービスの違いをアピールしているが、それほど差はない。
一番の違いは登録車数の違い。登録車が多ければ、捕まえやすい。そういう点ではカカオがトップである。
それと、タクシーアプリの品質の差が非常に大きい。特にナビ性能、料金支払操作の煩雑さはアプリによって大きく違う。
ウーバーは、日本同様、相当癖のある社風で、受託タクシー会社の負担が大きいので登録車が伸び悩んでいるのだが、ナビ性能の高さと料金支払いのシンプルさで定評がある。
アプリタクシー配車では、通常、優良客と迷惑客の選別は特に行わないが、ウーバーでは、優良客と迷惑客を点数化して、優良客には客の好みを反映した優良車両を優先配車する一方、迷惑客へは営業態度の悪い車両を配車するか、ひどい場合は配車を拒否するようになっている。乗客の乗車態度が点数化されて評価される点もウーバーが敬遠される要因の一つである。


功罪相半ば、タクシー新メーター

ソウルのタクシーでボッタクリの被害が多いという噂は、非常に有名ですが、そのうち、運転手のタクシーメーターの操作ミスの占める割合はかなり多いです。

タクシー運転手の平均経験年数が1年未満なのですから、タクシーメーターの操作ミスはないほうがおかしい。

そこで、運転手がタクシーメーターに触らなくても、自動でタクシーメーターが起動し、タクシー営業の料金計算をするような新しいタクシーメーターが導入されつつあります。

これは、法人タクシーでは比較的早く導入されていますが、個人タクシーでは普及速度は遅いです。

どうしてそうなるのかというと、やはり、これまた、大韓民国クオリティーの自動メーターであるがゆえに、ベテランほど導入に慎重という事情があるのです。

大韓民国クオリティーの当てにならないナビで道を走れば、さほど走らないうちに、間違ったルートに案内されますが、そういうとき、古いメーターの場合、運転手の独断でメーターを切って運賃調整をすることはよくあります。

日本のタクシーの場合、運転手の独断で運賃調整をした場合、懲戒処分になりますし(ドラレコ解析で、客の態度が悪かった記録がある場合は不問となる)、そもそも、メーターが簡単に運賃調整できないようになっています。
ただし、日本のタクシーのナビの精度は万全とはいえないまでも、そこそこ高いですし、メーターの精度は、銀行ATM並に高精度なので、それで問題が起きないわけです。

大韓民国クオリティーの当てにならないナビと、大韓民国クオリティーの融通の効かない自動メーターが組み合わさるとどうなるか?
そうすると、期せずして、ボッタクリ運賃がメーターに表示されてしまうという本末転倒な問題が起こってしまうのです。

旧メーター。日本のタクシーと似たりよったり。日本のタクシーとの違いは、営業区域外料金切り替えがあるところ。日本のタクシー料金には、営業区域外料金がない。ソウルから空港へ行く場合、空港定額料金を使わなければ、距離制運賃となり、営業区域外料金として、30%の割増適用となる。旧メーター車は、現金支払いがメインで、交通カードとクレジットカードを使うことができる。

 

新メーター。デカデカと表示されているが、新メーター車は、原則交通カード専用車(クレジットカード可)になる。とはいえ、営業上の理由で、現金の扱いをしているが、あくまで運転手の個人的サービスであって、釣り銭がないことが結構ある。


韓国にとって非常に厄介な国、伽耶

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韓国人は、高句麗人の末裔。新羅系の韓国人もいるにはいるが、少数派。百済人系の韓国人は絶えたとも、倭に逃亡したともいわれる。古代日本は、高句麗とは終始仲が悪かった。蘇我入鹿は親新羅派、中大兄皇子は親百済派で、大化の改新の時、蘇我入鹿派が敗れたため、日本は反新羅となった。で、伽耶任那)との関係はどうであったかというと、資料はまったくない

 

時は朝鮮三国時代朝鮮半島南部に『伽耶』という小国があった

韓国人は、高句麗人の末裔。これはこれで、中国からイチャモンをつけられる困った問題

3世紀頃の朝鮮半島の勢力図をみると、北の高句麗、東の新羅、西の百済の3国が鼎立しています。

これが、現代の考古学で検証可能な韓国の歴史の出発点といえます。

そもそも中国東北部の国家であった高句麗が、紆余曲折を経て、朝鮮半島を制圧して現代の韓国は成立しました。
その残滓は、朝鮮半島を統一した国の国名に残っています。

高句麗→高麗→KOREA

ちなみに、高麗とは、高句麗の「句」の文字を省略したものです。
韓国の英語表記であるKOREAは、高麗の英語読みになります。

ちなみに、明らかに高句麗の末裔のこの民族が『朝鮮』とか『韓』を名乗っているかというと、それは、歴代中国王朝が許さなかったからであります。

民族の独立性をある程度認めた『朝鮮』はまだいいとして、『韓』に至っては、中国の地方を過去に支配した小国の名前になります。
すなわち、韓国とは中国の属国という意味を多分に含んでいます。

韓国をハングルで書くとき、『한국(韓国)』とは書かず、『대한민국(大韓民国)』と書かなければならないのは、中国の領土の一部ではないという強い意志表明がそこにあるからです。

なぜそこまで中国は朝鮮半島の独立国家を虐げるのかというと、その祖である高句麗中国東北部の国家であったということと関係があります。
いつか、朝鮮半島の独立国家が本来の領土を奪還したとき、地下資源の豊富な中国東北部、いわゆる満洲を奪還される可能性があるからです。

中国が満洲は日本の植民地で、本来は中国固有の領土であったと現在でも執拗に声高に主張するのは、その根底に高句麗問題が存在するためです。
そして、実際のところ旧満洲には、朝鮮語を話す朝鮮族が多く居住しており、朝鮮族は中国最大勢力の少数民族と呼ばれており、独立国家を営めるほど経済力もあり、独立心も旺盛という中国にとっては厄介な存在なのです。

漢字では、高麗を名乗れない韓国ではありますが、アルファベットでは、西欧諸国の威を借りて、ちゃっかりKOREA(高麗)を名乗っているのです。

ちなみに、中華人民共和国の公式な発表では、『韓国』は『台湾』同様、中国固有の領土で、不法占拠する団体から早急に奪還しなければならないのだそうです。

まあ、中国固有の領土である琉球を不法占拠する小日本という話と同じ筋の話ですが。

韓国は北朝鮮と戦争やっている場合ではないのですよ。
北の将軍様も、最近、そのことの自覚はあるようで、国民が飢餓に苦しむ中、ミサイルをボンボン飛ばしていますが、ある程度、国民は仕方のないことと納得しているのは、北の将軍様が「アメリカこの野郎」と言いつつ、北京が射程のミサイルを中国と反対方向に飛ばしていることと深い関係があります。

韓国は、アメリカに擦り寄ることも可能ですが、北朝鮮アメリカに擦り寄ることができないので、安全保障は自力で解決しなければならないのです。
いざとなれば、180度逆向きにミサイルを飛ばすまでのこと・・・いやはや桑原桑原。

 

ところで、韓国に高句麗の文化がほとんど残っていないのはなぜ?

韓国が高句麗人の末裔なら、高句麗の文化が残っているはず。

ところが、これが、ものの見事にない。

いや、ありはするのだけれど、韓国人はあまり表に出したがらないだけのこと。

また、大部分の韓国人の家系図に、高句麗人の末裔であることが書かれています。

ならば、現在、知名度の高いメジャーな韓国の文化はどこの由来かというと、なんと、歴史的に顧みられることのほとんどない『伽耶』由来のものであるのです。

 

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高句麗の国章「日輪中の三足烏」と現行の韓国国章
高句麗の国章は、現行の韓国国章よりずっとかっこいいということはさておき、花(ムクゲ)と太極図の現行の韓国国章とはあまりにデザインが違う

外国人はもとより、韓国人にもあまりなじみのない陵墓。朝鮮の王族のものだが、高句麗式の陵墓として造営されている。日本とは異質の強烈なシャーマニズムを感じる。門と石畳の道は神道で人間が通ってはいけない。現代の韓国人は平気で通るが。一般的に知られている韓国の文化と比べると、異質さを感じずにはいられない。

 

辺境の農村に行くとよくあるトーテムポール。これも、高句麗由来の文化で、日本とは異質の強烈なシャーマニズムを感じる。一般的に知られている韓国の文化と比べると、異質さを感じずにはいられない。

 

トーテムポールを集めた悪趣味な公園。辺境の農村に行くとよくあるものばかりだけれども、数が集まるとものすごく不気味。

 

韓国人は騎馬民族・・・ながら、豊臣秀吉朝鮮出兵の時、馬に乗って駆け回ったのは、むしろ日本人武士の方だった

例えば、本来、韓国人は騎馬民族であったはずなのですが、騎馬民族としての文化は、女性のチマチョゴリの下着に残っているくらいで、ほとんど残っておりません。

豊臣秀吉朝鮮出兵の時、馬に乗って駆け回ったのは、むしろ日本人武士の方だったぐらいです。

そのぐらい、騎馬民族である韓国人は、騎馬民族らしくないのであります。

 

現在の韓国においても、伽耶の名残は色濃く残っている

慶尚南道晋州市は、釜山の近くにある韓国辺境の都市でありますが、この街は、慶尚南道にありながら、慶尚南道地域の文化とは異質の文化を持つ変わった街です。

伽耶国家連合(任那)の首都が起源の韓国でもとりわけ異質な地方都市です。

現在の晋州市は、韓国辺境の人口34万人の中規模都市でありますが、韓国の伝統工芸品製造会社が集積しており、ソウルから直通のKTXが多数運行されているだけでなく、ソウル金浦空港から晋州空港まで国内線が多数運行され、ソウルとの間に人の行き来が多い異質な辺境の都市であります。

存在感という意味では、慶州、全州に匹敵します。

晋州には、韓国の他の地域とはまったく異質で起源も謎な文化が多数あるのですが、生肉を使うユッケビビンパプの別名のある晋州ビビンパプは、その最たるものです。

伽耶国家連合は、東アジアで最初の鉄器文明をもった国家で、現在の韓国人の祖、高句麗人が青銅器を使っていた時代に、鉄器を使っていました。

にもかかわらず、一切文献を後世に残さなかったことから、謎といわれるゆえんです。

一説には、古代人の価値観として、青銅器は神事に使う神聖なものであり、鉄器は戦争に使う俗悪なものであるとしたギリシャ哲学がシルクロードを通じてこの地にも存在したがゆえに、先進的な文明を有していたにも関わらず、伽耶国家連合は俗悪なものとして排除されたという意見もあります。

また、この説によれば、先進的な鉄器文明を何の抵抗もなく嬉々として受け入れ、青銅器に代わる神事に使う鉄器、日本刀を生み出すような日本人は、忌むべき異端、「倭人」であったという考え方も成り立ちます。

晋州起源の謎文化の代表格として、他には、伽耶琴(カヤグム)、韓服(チマチョゴリ)、螺鈿細工の家具等々があります。

また、現代韓国人は、銅製品に対するこだわりがなく、むしろ、アルミ製品を避け、ステンレス(鉄合金)製品を好んで使うこだわりがあります(日本人はわりとアルミ好き)。

これって、韓国の文化じゃないのと思った方。

実は、現在の韓国人の祖、高句麗の文化ではないのです。

歴史の闇に消えた伽耶国家連合(任那)の文化が、現在の韓国伝統文化の骨格となっているのです。
これは、韓国の歴史研究家達が滅多に口外しない韓国の歴史の秘部です。

これ、これこそが韓国文化でしょ・・・と思いたいが、これこそが、伽耶国家連合(任那)の文化の集大成。韓国文化の本流は、実は、あの不気味なやつなのである。

 

さらに厄介なのは、伽耶という国は大和朝廷の権力の及ぶ地域であったという文書が残っているということ

さらに厄介なのは、伽耶という国については、韓国に記述のある文書が一切残っていないのに、中国、日本には文書が残っているという点です。

日本書紀に『任那』と記され、大和朝廷の権力の及ぶ地域であったことが記されています。

実際、伽耶のあったとされる地域では、糸魚川産の翡翠製の勾玉が大量に出土するため、日本の文化圏であったことがわかります。
任那日本府」という日本書紀の記述も、この問題に拍車をかけています。

わかっているのはそれだけ。

このままでは、日本が大嫌いな高句麗の末裔、韓国の民族、国家としての体面にかかわるのはいうまでもありません。
実際、韓国の考古学の中で、伽耶研究が占める割合は非常に大きいし、日本の任那研究を嫌がる傾向があります。