大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

気合の入った釜山のゲテモノ食 (日本人には意外に平気)

韓国でゲテモノ食堂が多いのは、その絶大なる集客力にある

ゲテモノ食を軽蔑しつつも、インスタ映えするグロテスクさを求めて、今日もゲテモノ食堂は大賑わい

韓国でゲテモノ食堂が多い理由は、その絶大なる集客力にあります。
ゲテモノ食は韓国の恥だからやめよと政府が口を酸っぱくして言っても、怖いもの見たさの外国人が集まってくるんだからしょうがない。

特に、犬肉食を野蛮だと韓国政府相手にド派手なデモを展開して非難しながら、嬉々として補身湯を食べに来る、イタズラと度胸試しが大好きなアメリカ人が一番タチが悪かったりします。

韓国人は一部の奇特な(危篤な)人を除いて、補身湯なんて食べません。
血中コレステロール値と中性脂肪値がグンとあがる食べ物であるがゆえ。

 

ソウルのゲテモノ食は、趣味性が極度に高い逸品料理という感じ

ソウルの2大ゲテモノ食といえば、スンデ、ユッケ。

スンデはちょっと変わったソーセージだし、ユッケともなると、世界中の生肉料理ファン垂涎の逸品。

ゲテモノ食というより、趣味性が極度に高い逸品料理という感じで、ゲテモノ感は少ない。

 

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 スンデ(韓国式ソーセージ)

 

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ユッケ(韓国式肉膾)

 

全羅道のゲテモノ食は、美味の追求という点で、他の追随を許さない

テナガダコの躍り食い、ホンオフェは、ソウルでも結構やっていますが、本来は全羅道のゲテモノ食。

全羅道のゲテモノ食の特徴は、美味の追求という点で、他の追随を許さない点。
イマイチ、インパクトに欠けるソウルのゲテモノ食では集客効果もイマイチということで、全羅道のゲテモノ食がソウルで幅を効かせている由。

 

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サムナクチ(生きたタコの足:ウネウネ動いているのを食べる)

 

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ホンオフェ(アンモニア発酵させたエイの刺身)ゆでた豚肉とキムチが一緒に出されることが多い。
ホンオフェの真価は、空腹時にはわからない。
これ以上食べられないくらい満腹になった後、食べてみるとわかる。
アンモニアの刺激で、あっというまに胃が空になり、再び御馳走を食べられるようになるのである。従って、単独で大量に食べるものではなく、満腹になった後の三次会の仕切り直しに、または、御馳走の副菜として、数切れ食べれば充分な食べ物である。強烈な旨味と軟骨のコリコリとした食感が癖になる。

 

釜山のゲテモノ食は、他の地域の韓国人が裸足で逃げ出すオソロシサ

慶尚南道には、他の地域の韓国人が裸足で逃げ出すような食べ物が多いのですが、とりわけ釜山で提供される慶尚南道のゲテモノ食は気合が入っています。

見た目の気持ち悪さは、悪魔級。

今日も、チャガルチ市場、そして、釜山のゲテモノ食の本場、富平市場で、怖いもの見たさのチョイ悪外国人の人気を集めています。

食べたらマジで命が危いというようなものはありません。念のため。

チュオタンには、様々なスタイルがあるが、正真正銘、由緒正しい釜山のチュオタンはこの清湯スタイル。コチュジャンやテンジャンがはいっているものは、釜山のチュオタンではない。ドジョウは基本的に煮崩れるまで煮るため、食べるときには姿も形もない。野菜は薬味のネギのほか、天日干しした大根の葉や白菜・・・シレギというものが入っており、釜山の汁物には欠かせない大豆もやし(コンナムル)も入る。これに山椒をドカッとかけて食べる。生にんにくを入れる流儀もある。うまい。ダシは、昆布・煮干しを加えることもある。これは単に、昆布・煮干しダシが釜山人の故郷の味だからという理由である。

釜山のゲテモノ食の筆頭は、生きたドジョウを調理するチュオタン(ドジョウ鍋)

なお、生きたドジョウを調理するということで、他の地域の韓国人が裸足で逃げ出すチュオタン(ドジョウ鍋)は、慶尚南道のゲテモノ食の筆頭格。

慶尚南道民以外は、毛嫌いします。

・・・て、日本じゃ高級料理じゃないと思ったあなた。
世界的に見れば、これはゲテモノ食に分類されております。

そもそも、釜山人の味覚は、日本人の味覚と非常に似ており、 釜山人が好きな食べ物は、日本人も好んで食べる傾向があります。

 

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コムジャンオ(ヌタウナギ
ヌタウナギは釜山人なら常食しているごく普通の食べ物。
ただし、ソウルの人は絶対に手をださない。
丸焼きにしたり、ぶつ切りにしてネギやコチュジャンで炒めたり、焼肉風に焼いて食べる。
魚ではないので、生臭さがまったくないところが、魚嫌いの人々にも愛される理由。食感は、茹でたタコ。骨がない生き物なので、小骨の心配なく食べられ、すこぶる美味。
日本でも、日本海側で、浜焼穴子という名前で食べられている。

 

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コムジャンオ・ポックン(料理)
魚臭さがなくおいしい

 

コムジャンオ(ヌタウナギ)も他の地域の韓国人が裸足で逃げ出す釜山のゲテモノ食。ただし、日本では普通に食べられている

コムジャンオ(ヌタウナギ)という生物は、穴子のような魚類ではありません。
脊索動物といいまして、非常に原始的な生き物で、魚とヌタウナギの関係は、人間と魚の関係以上に遠縁という生き物。

それゆえ、ぶつ切りにして焼いただけというシンプルな料理ながら、骨がないのでとても食べやすいのです。
しかも、魚ではないから、魚臭くない。

特に、ソウルの人からみれば、なんで、そんな、けったいなものを食べるのか理解できないという代物。
ソウルの人間が裸足で逃げ出すような食べ物の典型であります。

 

釜山のゲテモノ食で唯一日本人が普通に食べないもの・・・ケブル

ケブルユムシ)という生物は、ミミズと同類の環形動物。日本では釣り店で、釣りエサとして販売されています。
これを人間が食べるというもの。

ケブルという名前を正確に日本語に直訳すると『イヌのチ●コ』となります。
翻訳すると、ブログに載せられなくなるすごい名前です。
精力増強の効果を狙って食べられるようになったことがすぐにわかる名前なのであります。

ちなみに、科学的見地からいえば、精力増強の効果などまったくないことぐらいだれでもわかりますが。

 

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ケブル(巨大なユムシ
ケブルは、環形動物といって、ミミズの仲間。
海に住むミミズとでも言えばいいか。
これぞ究極の釜山のゲテモノ食。日本でも食べる地方はあるというが、専ら釣りエサとして、釣具店で売っている。これを、人間が食べるというもの。ソウルの人間が裸足で逃げ出すような食べ物の典型である。

 

 

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ケブル・フェ
本来はぶつ切りにして、刺身店のツキ出しとして、オマケで出すもの。単品の料理となることは普通ない。雄犬のナニに似た形をしており、韓国語の「ケブル」の意味も「雄犬のナニ」という意味。
ぶつ切りにして刺身で食べるのだが、見た目の強烈さに反して、癖がまったくなく、イカの耳のような淡い甘味の感じられるあっさりとした味と食感。
強烈なインスタ映え以外、とくにこれといった期待すべき点はない。
食堂では、味の濃いアワビとか、魚の刺身と一緒に食べるように勧められる。というのも、所詮オマケで出されるツキ出しなので、メインディッシュにはならないためである。