大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

セブンイレブンという名の免税店

韓国の国際空港の制限区画内にはコンビニがあるのがあたりまえ

韓国人旅行者、中国人の場合も含めてなんだけれど、日本の空港で不満に思うこと。
それは、保安検査を済ませたあと、空港の待合室にコンビニがないということ。

 

機内食が有料で高額なLCC対策として、コンビニが整備されたらしい

もともと、韓国の空港の制限区画にもコンビニはありませんでした。
しかし、機内食はもちろん、ジュース類も有料で、そこそこ値段も高いLCC(ローコスト・キャリア:格安航空会社)が増えてくるに従って、乗客の強い要望で、空港の制限区画内にコンビニが設置されるようになってきました。

 

最初はモロにLCC対策用の販売ブースだった

最初は、待合室の一角を仕切って、陳列棚やドリンク冷蔵庫を置いているだけの、なんちゃってコンビニだったんですが、人気があるだけに、免税店のブースを侵食していき、今ではきちんとした店舗を構えるようになってきています。

 

f:id:sirius-B:20191027002838j:plain

国際線出発待合室のセブンイレブン
店の前には、搬入待ちの商品搬入のカゴが並んでいるなんて、普通にコンビニしてるじゃないよ。
ただし、やっぱりここは国外扱いで、10%の付加価値税はかからない。
コンビニのなりはしているけれど、れっきとした免税店
安い、安いと言って、目を輝かせてお菓子を物色する韓国人女子がやや多い。

 

販売品は全て保安検査をパスしたもの

もちろん、全ての商品は保安検査をパスしたもの。
飛行機への持ち込みも、もちろんOK。

当然、街中の店なら当然あるカッターとか爪切りとか、ハイジャックに関係する持ち込み制限品は売っていません。

 

もちろん、お弁当を買ったら電子レンジで温めてくれる

もちろん、お弁当を買ったら電子レンジで温めてくれます。
「(お弁当)温めますか?(韓国語)」
なんて、言われてもねえ。
やっぱり、堂々とコンビニ弁当を飛行機の中で食べるというのは、マクドナルドでコンビニ弁当を食べるぐらい勇気はいるよね。

ただ、ハイジャックに関係ないからといって、カップラーメンにお湯をいれて持っていってもOKってのはいかがなものでしょうか。

あくまで空港の待合室て食べろという理解でいいのかな?

飛行機に持って乗ろうとしたら、客室乗務員から全力で阻止されるとは思います。

コンビニで食糧を買い込んだ後搭乗できるから、韓国ではLCCが発達

手ぶらで保安検査をパスした後、コンビニで食糧を買い込んだ後、いざ搭乗・・・ということならば、機内で提供される飲み物や食事は有料のLCC搭乗も怖くはありません。

CAだって、パイロットだって、買っちゃいけないというものではなく、さすがに乗務中の食中毒リスクを考えて買い食いはしないものの、ボールペンやらノートやら、必要があれば乗客と一緒にレジの前に並びます。

CAとかパイロットとかと一緒にコンビニのレジの前に並ぶのってなんか変な感じ。

 

気をつけよう、日本入国の際の税関検査(特に食べ残し要注意)

ただし、日本に帰国する際、気をつけたいのが日本国の税関検査
自由すぎる韓国のぶっとんだ雰囲気に慣れてしまうと、あまりに厳格でギスギスした日本のルールに面食らってしまうのはいつものこと。

機内で飲み食いしたゴミの入ったセブンイレブンのビニール袋も、当然検査対象
もし、ハムサンドとか、カツサンドとか、肉類、生鮮野菜を食べ残していたら、検疫法違反で一発レッドカード、悪質な場合は、100万円以下の罰金、または、3年以下の懲役なのでヨロシク。

悪質な食べ残しなんて、あるんかいなと思うのですが、悪質かどうかの判断は、日本の空港職員のさじ加減ひとつなんで、警戒は厳にしておくべきでしょうな。

飛行機を降りたら、ゴミは速攻で捨てよう