大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

実はこだわりが強く、やたらときめ細かい韓国人

実は、日本人よりこだわりが強く、きめ細かい性格の韓国人

やる気スイッチの入っていないときは、いい加減、鷹揚

韓国人と日本人を比較した場合、いい加減な韓国人、鷹揚な韓国人という捉え方がなされます。
8割方、それで問題はないと思います。
韓国人社会では、なかなかやる気スイッチが入らないことが、よく問題になります。

 

やる気スイッチが入ると、突如として、こだわり、きめ細かくなる

しかし、実際に韓国人社会の中で暮らしてみると、突如として病気にでもかかったように、一見どうでもよいところに頑なにこだわり、実にきめ細かい配慮をすることがあり、辟易させられるといった場面があります。

 

病的にこだわり、きめ細かくなる例は、地方より、ソウルが多い

この例としては、あまりにも病的なんで、被害の大きい例として、あまりにも有名な、ツッコミ所満載のソウル市内バス料金。

韓国ならば、知っている人に聞いて・・・とばかりに、運賃表すら掲示しない杜撰さがデフォルトなところ。
「市内バス運賃調整案内」と、実にきめ細かい配慮の行き届いたネーミングの掲示物。中身も恐ろしく細かい。
韓国人が見ても???な掲示物。
こういう変なものが存在するのは、大抵ソウル市と相場が決まっているんですが。

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ちょいと前までは、ソウル市内の一般バス(ブルーバス・グリーンバスの祖先)の料金といったら、市内均一料金で600ウォン。子供料金は半額であったように思います。
マウルバスは500ウォン均一だったかな(イエローバスはなかった)?
そして、現在の広域バス(レッドバス)の祖先、座席バスは800ウォン均一だったと記憶しています。

 

昔は、ソウル市内バスというと、運賃表すら掲示しない杜撰さがデフォルトだった

そもそも、ソウル市内バスというと、運賃表すら掲示しない杜撰さがデフォルトだったんで、停留所でバスを待っている人に運賃を聞いて、お金を準備するというのが普通でした。
こちらも、停留所でバスを待っている人に運賃を聞けばいいやと、運賃をいちいち覚えようとはしなかったので、覚えていないというていたらく。

それが今や、ご覧の通りの格好。

 

事の真相は、ソウル市民の熾烈なまでの大反対を押し切って、強引に運賃を2倍に値上げしたのが原因

ソウル市民の熾烈なまでの大反対を押し切って、強引に運賃を2倍に値上げした結果がこれなんですけど。
あまりに熾烈な大反対運動があったので、生活弱者に配慮していることをアピールするために、値上げ幅が、誰にも理解できない細分化されたことで、万事鷹揚な韓国らしからぬ実に複雑な運賃表が出来上がったらしいのです。。

「調整案内」とは、各方面には極力配慮をして調整していますよという意味で、真の意味は「運賃値上げ」。
こういう婉曲表現は韓国人が最も嫌うもの。
「改訂運賃表」ぐらいにしておけとは、知り合いの韓国人のブーイング。

 

運賃値上げにソウル市民の熾烈なまでの大反対というのも、実は???なわけ
ちなみに、幹線バス(ブルーバス)・支線バス(グリーンバス)の大人運賃1200ウォンは、日本円の120円くらい。ソウル市内、どこまで乗っても120円というのは、日本人の感覚でみても、素直に、ありえないくらい激安です。
その前は、60円でした。
バス屋さんも生活がかかっている話なので、そもそも、反対運動することに問題があるんじゃないかと思われるところなのですが。

 

市内バスを距離別料金にできないという問題の核心は、実は、誰も問題にしていないという問題

しかし、運賃がこの複雑さでありながら、一応、ソウル市内バスは市内均一料金。
ここまでするなら、距離別料金制にした方が合理的なんと違う?と思ったあなた。

それは正しい。

正しいけれど、整理券発行機もなければ、運賃表表示機もない韓国の市内バスで、距離別料金制にはできません。

市外バスは、基本バスターミナルで切符を売っているので、昔から距離別料金制です。

 

整理券発行機とか、運賃表表示機とか、自動の運賃箱とかは日本でしか作っていない

整理券発行機とか、運賃表表示機とか、自動の運賃箱とか、そういう芸の細かいものは、日本(小田原機器)でしか作っておらず、一式揃えるのに、バス1台につき、数百万円もするとあっては、大量導入などできるはずもなく(無理に導入すれば、大統領府から非国民と文句が来そうだし)、市内均一料金にこだわらなければいけません。

というわけで、市内均一料金。長距離乗れば乗るほど地下鉄よりすごく安いし速い。

ところで、夜の12時を過ぎて運行される深夜バス。
青少年料金と、子供料金がしっかりあるという怪。

するってぇと、ソウルは、夜の12時を過ぎても青少年諸氏や子供が外出するんかい?