大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

空港バスの中はみんなスチュワーデス

韓国には、スチュワーデスが多い

CAっていわないところが韓国らしい(キャビンクルーって言う)。ちなみに世界的にはスチュワード、スチュワーデスが一般的

バスに乗ったら隣に制服を着たスチュワーデスがいたら、びっくりしますよね。
韓国では、それも、ごくありふれた風景です。

ちなみに、韓国では、スチュワーデスは結構たくさんいます。
これは、韓国の航空政策と密接な関連があります。

 

韓国は国策で、航空会社が多いという事情が背景としてある

韓国は国策として、航空会社をサポートしています。
韓国は、日本、中国、ロシアといった世界有数の大国の狭間にある小国であるという現実があります。
その中で存在感を発揮し、経済発展するには、人の流れの中心になければいけません。

北海道より面積の小さな国なのに、航空会社だけで10社あり(うち3社は航空貨物)ます。
そういった航空会社が、日本航空デルタ航空といった海外の航空会社のコードシェア便の運航を一手に引き受けています。
当然、そこで働く人はそれなりの人数いるわけで、スチュワーデスの人数も、結構な数にのぼります。

 

スチュワーデスが派手好きなのは、万国共通。住む家も超一等地

航空業界を好む人達の特徴として、派手なことを好む傾向があります。
住む地域もソウルの最も家賃の高いアパート(日本風に言えばマンション)が集まった江南が多く占めます。
江南の中でも、仁川国際空港へ早朝から直行バスが多数発着する高速バスターミナル、新盤甫、旧盤甫、三成洞の停留所から歩いて行ける範囲が人気があります。
その界隈だと、団地のアパートの上の階も下の階も航空関係者だらけって風景はめずらしくありません。

 

出勤時間は早朝4時〜5時頃

出勤時間は朝4時〜5時頃。
トラック、バス、タクシーといった運輸関係者とほぼ同じ時間帯。
最もスチュワーデスの出勤が集中するソウル江南の高速バスターミナル前のバス停には、航空各社の色とりどりな制服を着たスチュワーデスの行列ができます。
これが、氷点下25℃の真冬でも行列ができるんですが、10分もしたら寒くて凍死にそうになる我々日本人と違って、結構薄着でも平気で並んでいます。
それをみると、北方民族は違うと言わざるをえません(ただし、夏の暑さには滅法弱い)。

 

その時間帯のバスは、飛行機の乗客のほうが肩身が狭い

ちなみに、朝一番の日本行きの飛行機に仁川国際空港から乗ろうとすれば、タクシーで空港まで行くか、高速バスターミナルから朝4時〜5時頃の直行バスで行かなければいけません。

早朝に空港バスに乗ったら、前も後ろも、水色の制服を着た大韓航空、茶色の制服を着たアシアナ航空、オレンジのスカーフを首に巻いたチェジュ航空、グリーンのスカーフを首に巻いたプサン航空、赤いスカーフを首に巻いたイースター航空のスチュワーデスでいっぱいで、一般客は私だけ・・・ってことがあるんです。

ちなみに、通勤中は100%お仕事モードではないので、ケータイでラインを打っている人がおおいです。
おもわず「すいません」とかいってスチュワーデスの隣に座ったものの、なんか、変な気分。
居心地悪かったですね。

 

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時間帯によっては、仁川国際空港の食堂が、出番待ちのスチュワーデスで占拠されることもある。(事務所が狭い)韓国LCCの発着の多い第1ターミナル4階の奥まった場所にあるフードコートが狙われることが多い。大韓航空の発着する第2ターミナルではそんなことはまれ。店の中がほとんど客室乗務員で、一般客はまばらってなシチュエーションだと、完全な女子会状態。ただし、たまたま同じ便に乗るというだけの同僚の集まりなので、人間関係は必ずしも良好ではない。適当に表面的に話を合わせているだけ・・・というのは、民族は違えども、韓国人も日本人と同じなんだと納得。