大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

乗務する飛行機がこないスチュワーデス

韓国の空港では乗務員交代が日常的にみられるのだけれど

飛行機が遅れると、イライラするのは、乗客だけではなく・・・

飛行機は大幅な遅延中。

乗務員交代ができず、イライラしている客室乗務員の皆様。

人々に素通りされると、国の存亡に関わる大韓民国において、航空事業はまさに国策事業。
世界中の航空会社の共同運航便の運行を韓国の航空会社が一手に引き受けている関係で、韓国の空港を起点に、韓国人乗務員も、世界中を飛び回っています。

 

日本の国内線より飛行距離の短い韓国ー日本線の場合、韓国国内線の客室乗務員が、多数、日本まで飛んでくる

ところで、日本行きの飛行機など、韓国発の短距離国際線の場合、客室乗務員は韓国から出発して、韓国に帰って来る乗務が基本。

特に、韓国ー日本線の場合、国際線とはいえ、飛行距離が日本の国内線よりも短い路線がいくつもあります。

韓国ー日本線の場合、客室乗務員のシフトも、済州線、釜山線などと共通であることが多く、韓国国内線の客室乗務員が、日本まで飛んでくることもあたりまえ。
金浦 → 済州 → 釜山 → 名古屋 → 釜山 → 金浦
というかんじの経路をたどって、一日の常務が組まれていることが多いのです。

乗務員からみれば、韓国ー日本線は、まさに国内線。
夜にはソウルの家に帰ってくるつもりで出勤しているわけです。

1つの飛行機に張り付いて乗務というケースもありますが、飛行機の車両基地みたいになっている韓国の空港の場合、空港内を乗務員が行き来して、飛行機を乗り継ぐケースが結構あります。

 

韓国国内線の客室乗務員は、当然、お手伝い要員なので、日本語は不可

ついでに韓国ー日本線に乗務してくる国内線要員(要するにお手伝い要員)は日本語が全くできないとか、日本の空港の外のことはまったくわからないというケースはよくあります。

 

しかし、韓国国内線要員にも、容赦なく日本ステイの災難は降りかかる

ところが、乗務員がスタンバイしてみると、まさかの遅延。

1時間程度の遅延なら、帰りが遅くなる程度で済むんですが、この日、日本では全国的に暴風雨模様。
滑走路閉鎖で、飛行機がまだ、日本を離陸していないというのですから、穏やかではありません。

あんまり飛行機が遅れて、スケジュールチェンジが発生し、帰りの便が運航打ち切りになると、まさかの日本ステイ発令。

夜には家に帰ってくるつもりで、家をとっ散らかしたまま出勤している客室乗務員の皆様にとっては、韓国に帰ってこれないという、苛酷な状況が発生してしまいます。

そこで、露骨な不機嫌顔で、おもむろに、ケータイを取り出して、LINE交換。
勤務中ではないので、みんな表情は最高に不機嫌なのであります。

  

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