大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

『陽』の薬−高麗人参、『陰』の薬−桔梗(キキョウ)

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桔梗・・・といえば龍角散

桔梗の根の形は、高麗人参にウリふたつ

桔梗の根の形は、高麗人参によく似ていて、味も高麗人参にそっくりです。
実際に、高麗人参同様、サポニンを多く含み、生薬として利用されています。

日本の龍角散は、桔梗の粉で、実は韓国で昔から愛用者が大変多い薬です。
龍角散は韓国の薬だと思っている韓国人がすごく多いくらい韓国人にはなじみがあります。

 

『陽』の薬−高麗人参、『陰』の薬−桔梗(キキョウ)

一般的に、暑がりの人は高麗人参との相性は悪く、桔梗根との相性はよいといわれています。
ただし、韓方医学の先生によれば、そんな単純ではないといいます。

『陽』の高麗人参に対して、『陰』の桔梗といわれ、化膿性・発熱性の病気には使えない高麗人参に対して、桔梗は化膿性・発熱性の病気に使えるといわれます。
効果は去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われます。

日本では、高麗人参の栽培は非常に困難で、桔梗の栽培が容易であることから、桔梗根の価値は非常に低いのですが、韓国では、どこでも売っている高麗人参より桔梗根の入手のほうがはるかに難しいようです。

 

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日本でもおなじみ 桔梗の花
韓国では高麗人参のキムチがあるのと同様、桔梗根のキムチもある。
どちらかというと、人気は桔梗根のキムチの方にあるようである。
味はほぼ同じである。