大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

ここが大日本帝国だった名残 赤線

韓国には2000年頃まで赤線はあった

制度的には大日本帝国公娼制度そのままであった

日本で売春防止法(昭和31年5月24日法律第118号)が施行され、転廃業のための猶予期間が経過する昭和33年まで、日本全国津々浦々に、公娼街がありました。

公娼とは、保健所が登録、管理する娼婦のことで、早い話、保健所が人身売買を斡旋していたという話。

普段は健康診断や食堂の営業許可でしかお世話になることのない役所である保健所が、昔は、人身売買を斡旋していた怖い役所であったわけです。

 

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昔の清凉里588 今は更地
写真撮影は絶対禁止。女の子の身元バレを相当に警戒しているから。
歩きスマホしているだけでたいへんなことになった。

 

日本の売春防止法のきっかけは、保健所が人身売買を斡旋しているのを知ったGHQが知って、ぶったまげたのが発端

第二次世界大戦後、日本を占領したGHQが、日本において、男女問わず前借金制の人身売買が横行し、しかも保健所が斡旋していたのをみて、ぶったまげたのが発端。

タコ部屋労働、公娼禁止となったのですが、こと『娼婦』に関しては、業者が飲食店として営業免許を得るなどして営業を継続するなど激しい抵抗をみせたため、これらの業者が集中する地区を地図上で赤い線で囲って区分し、保健所と警察が存在を黙認したことから『赤線』という隠語ができました。

 

現在も日本には、しぶとく赤線が残存している

現存する『赤線』として有名なのは、大阪の飛田新地で、建前はあくまで料理店。
お酒とつまみのピーナッツくらいはだしてくれます。
女給と、気が向けば、自由恋愛の範囲で(ゴム付きの本番までが自由恋愛の範囲)というのがこの地の掟。

本番が合法という性風俗は日本中でも恐らくここだけ。
15分1万1千円、30分2万1千円・・・という値段は、本番OKの値段ということ。

ヘルスや性感マッサージなどの本番不可のよくある性風俗店が、30分2000円とか言っているのは、いかに価格破壊ディズカウント価格かというのがわかります。
そのぶん、女性が泣くようなシステムになっているというのもよく知られた話。

ちなみに、女性がきちんと儲けられるシステムの飛田新地で働くのはかなり難しいそうで、飛田新地の娼婦はレベルが高いともいわれております。

 

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ピンク色の蛍光灯は、男性の性欲を促すための仕掛け
汗と体液とカビ臭さと香水の入り混じった吐き気を催すような臭いが良いのだとこういうのが好きな人は言う。夜中だと、とても煽情的に見えるが、昼間に見ると、なかなか不潔で汚い。

 

韓国の公娼廃止は2000年前後

韓国の場合、公娼が廃止されたのが2000年前後と、比較的最近であったので、全国津々浦々、公娼街が残っていると言われます。

もともと日本の植民地だった関係で、廃止された公娼制度は日本とまったく同一です。
未成年、女性の立ち入りが原則禁止なのは大阪の飛田新地と同じです。
ちなみに、日本人向け観光ガイドには一切記事が掲載されていません。

ソウルの彌阿里テキサス、清凉里588番地、清凉里620番地が有名ですが、これらは、再開発が進んで消滅したので情報開示が可能になったとのことであって、現在は存在しません。

千戸洞と永登浦が生き残っているようですが、これとて、地価高騰著しいソウルともなれば、妓楼が現代建設に土地を売ってしまった方がよほど儲かるので、まず残ることはないでしょう。

特に地方都市で注意したいのは、農業事務所裏、営林署裏、警察署裏。
ここらへんが、公娼街が残っていることの多い場所。
昼間はその存在がわからないようになっていますが、暗くなると、目印の赤い電球が灯されます。
日本人にこの手の愛好者が多いらしく、どこの公娼の遣り手婆(客引き)も日本語が非常に達者です。