韓国全土が極寒の地ではないが、ソウルが韓国の北の端にあるので、ソウルが一番寒い
大雪といえば、実は南端の釜山。ソウルはあまり雪が降らない。
韓国全土が必ずしもこれぐらい寒いわけではありませんが、ソウルが韓国の北の端に位置している関係で、冬は-20℃になります。
寒い冬はちょうど越冬キムチが漬けあがる時期で、一年で一番キムチがおいしい時期になります。
韓国料理の味も最高になる時期であります。
-20℃といっても、降雪量はたいしたことないので、道路も融雪剤を撒けば雪が消えますし、韓国の自動車はほとんど一年中夏タイヤを履いています。
スタッドレスを履いているのは、みたことないな~。
だから、たまにドカ雪が降ると、街中パニックになります。
寒すぎるソウルでドカ雪というのはめったになくて、暖かい釜山の方がドカ雪となることが多いです。
写真は、お金持ちの街、ヒルズステートと、貧乏な人の住む街、鷲岩洞の境。
貧乏な人の住む街といっても、もうすぐ取り壊されてヒルズステートが拡張されることになる。そのときに、土地が売れて、貧乏な人達もお金持ちの仲間入りする、そんな現場。
お金持ちの住むマンションでは、真冬でもTシャツと短パンでお店に買い物に行ける
ヒルズステートから道路沿いのショッピングセンターまでは、防空壕兼(爆撃にも耐えられる深さにある)、地下駐車場を通っていくと行けるようになっていて、真冬でもTシャツ短パンでお店に行けます。
バスが走る幹線道路の下にも、ヒルズステート住民専用の地下通路が縦横に走っています。
こちらも、北朝鮮と交戦時の避難用通路が本務という仕様。
お金持ちの住宅のほとんどが山の斜面に建っているのは、地下通路や地下駐車場に湧き出す地下水の排水の便を考慮してのこと。
暗証番号を入力しないと、セキュリティーゲートを通過できないようになっています。
住民専用通路。宅配飲食店のチラシが通路に設置されている
ソウルは、北朝鮮国境と近いこともあり、北朝鮮軍との交戦に備えて、積極的に地下開発が行われましたが、実のところ、防寒対策として効果が高く、お金持ちの住む街は、このようになっているのが一般的です。