大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

国家・民族より優先される家族関係

国家(大韓民国)に対する信用度が、日本人の予想を超えて、かなり低いという深刻な事情

国の主導する反日運動も、今一つ盛り上がらないのもそのせい

日本国内のマスコミがこぞって報道する反日運動。
さぞかし、韓国に行けば、日本人が嫌われていると思いきや、実はそうでもない。

これは、国家(大韓民国)に対する信用度が、日本人の予想を超えて、かなり低いということと関係しています。

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韓国国民、とりわけ政府寄りで知られるソウル江北住民でも、こういう民族主義コテコテのところは嫌い、行かないと公言する人は多い。日本人の99.9%が伊勢神宮はおろか、靖国神社を参拝しに行かないのと感覚は同じ。

 

韓国人にとって一番重要なのは『家族』

歴代政権が行った不祥事の多さにその原因を帰する見方もありますが、私が韓国で見聞きする限りこれは違うと思います。

なぜなら、韓国人にとって一番重要なのは『家族』。
『家族』が一致団結していることが最重要事項。

 

おなじ韓国人でも、家族以外は、基本無視するのが普通

韓国人には、よそ者と家族という明確な基準があって、よそ者は基本的に信用しませんし、無視します。

 

家族内では、義理と人情の、コテコテの浪速節の世界

ただし、家族内では、義理と人情の、コテコテの浪速節の世界。

日本人と外見が似ているので、まことにややこしいのですが、この感覚はアラブ人にむしろ近い。
もともと韓国人が騎馬民族であったという出自から考えれば、同じ騎馬民族のアラブ人に似ていても当然という気がします。

 

朝鮮民族には、北朝鮮という国家形態の方が、すっきり理解しやすい

朝鮮という国家は、そもそも『全州李氏』の私有物で、『全州李氏』の財産が損なわれた時、『全州李氏』が費用を負担して、異民族と戦争をしたということになります。
それで、朝鮮という国家の歴史はおおよそまとまっています。

北朝鮮という国家は『金正恩氏』の私有物で、『金正恩氏』の財産が損なわれた時、『金正恩氏』が費用を負担して、異民族と戦争をする。

この方が、朝鮮民族にとって非常に理解しやすいわけです。

 

韓国では、アメリカの横槍で、西洋式の『国家』という概念が無理矢理持ち込まれた

ところが、韓国の場合、アメリカの横槍で、西洋式の『国家』という概念が無理矢理持ち込まれるに至りました。
李承晩という創業者が、韓国を精一杯私物化しようと画策しましたが、アメリカの横槍で、失敗しています。
現在に至っても、韓国では、西洋式の『国家』という概念は、完全に定着するには至っていない状況。
その反動で、韓国政府は、事あるごとに『韓国人』『我が国(ウリナラ)』という言い方をして、団結と、ナショナリズムを煽ります。

 

反日運動は、日本人ではなく、韓国人を思想的に拘束する政治運動

反日運動。
誰に向かってやっているかというと、韓国人に向けたスーローガンなのであります。
正直、日本なんてどうだってよいのです。
政府が仕組んだ、韓国人に向けた、安直な、団結と、ナショナリズムの煽動という側面が強いのです。

しかし、この煽動に対して、日当をもらって動員されている人以外の、一般的な韓国人はかなり冷淡です。

 

なぜなら、韓国人にとって、正直、国家(大韓民国)なんて、どうだってよい。韓国人にとって重要なのは『家族』以外にない

なぜなら、韓国人にとって一番重要なのは『家族』。
『家族』が一致団結していることが最重要事項。
韓国という国は家族連合国家といっても過言ではありません。

ちなみに、家族とは、韓国民法が規定する家族のことではありません。
情緒的に、家族と考えられている集団のことを指します。

結婚しても、いつまでもよそ者扱いであるケースもあるし、結婚もしないうちに家族扱いというケースもあります。
明確な基準があるわけでなく、完璧にケース・バイ・ケースです。

従って、韓国人の頭の中の大部分は、よそ者と家族という線引きが、どこにあるのか探りあうことにあるわけです。

韓国対、日本なんてことは、よそ者と、よそ者との喧嘩ぐらいにしか考えていなくて、一般的な韓国人にとってどうでも良いことなのです。

ただ、韓国人の中にも、家族から疎外されるハブセがいます。
グレた若者、反抗期の中学生。
パッと見わからないものですが、どう頑張っても、みんなから、よそ者扱いされ、仲間に入れてもらえない人が、男女問わず相当数います。
そういった人たちが、結果を顧みない極端な反日運動に血道をあげたりするものです。