大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

日本と韓国の間に無法地帯はある

玄界灘は、日本の法律も韓国の法律も効力が及ばない無法地帯

地図をよーく見ると、日本と韓国の間には、日本の法律も韓国の法律も効力が及ばない『公海』というものが存在します。

 

小舟で行き来できる世界でもめずらしい『公海』が、無法地帯の舞台

『公海』というと、近付くのも極端に危険を伴う大海原のど真ん中というイメージがあります。しかし、玄海灘の『公海』に限っては、途中に壱岐対馬のような大きな離島が存在するため、小舟で行き来できる遠浅の海であるうえ、距離が800km前後と適度な距離があるため、普通の船舶なら4~6時間程度で渡れるにもかかわらず、どこの国の領土にも属さない『公海』となっています。

 

無法地帯だから、どんな無茶なことをやっても犯罪にはならない

玄界灘に存在する公海は、日本、韓国に存在する非合法組織にとって、警察による摘発の危険のない安全地帯なのです。
金塊、覚醒剤、麻薬、銃器、爆弾、偽ブランド商品、その他諸々の闇取引がこの場所で行われています。

いえ、法律そのものがないんですから、ここでの取引に闇も正規もありません。
それこそ、金を払いたくなければ、品物を受け取った後、相手を殺したってOK。
報復として、相手の船舶を撃沈してもOK。

以前私の乗ったフェリーの車両甲板に、偽造500円硬貨製造工場があったということもありましたが、ココではそれもごく普通の話です。
すでに釜山警察に制圧されたので、口外できますが。

 

無法地帯の歴史は800年と、今にはじまったことではないというのもすごい話

ここでの非合法活動は実に800年近い歴史があり、昔はここで非合法活動する人びとを『倭寇』と呼んでいました。
倭寇』という意味は「日本人による海賊」ぐらいの意味です。ただし、実態は日本、中国、朝鮮の多国籍部隊だったようです。
中国も朝鮮も、日本人の仕業と一方的に決め付けていたんでしょうな。
その原因のひとつに、利益は日本が独占したということがあったそうです。
博多が倭寇の略奪物資の取引による利益で潤っていたという経緯もあったようですから。
明治維新の時、薩摩・長州が幕府に隠れてイギリスと密貿易を行った舞台もまさしくココです。

800年もの歴史ある無法地帯のことですから、そこで非合法活動が行われているなんてことは、日本や韓国の治安当局は百も承知。
この海域は常にレーダーで監視され、船同士の不審な接舷や、不審な通過時間稼ぎがないかどうか24時間チェックされています。
怪しい船がいたら、領海に入ると同時に、即臨検ということになります。
海でとり逃がしても、周辺の港を管轄とする警察が摘発する段取りになっています。
歴史的経緯から、北九州港博多港釜山港での非合法活動は盛んで、福岡・釜山の警察の取締りは、暴力団からも恐れられるほど非常に荒っぽいことでも有名です。

 

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戦闘警察(Wiki) 釜山警察にも配備されている
釜山警察の荒っぽさは韓国でも有数。日本のやさしい警察官のつもりでいると、いきなり大声で恫喝されて、面喰うことも多い。朴 正煕時代の釜山・馬山民主化運動では、武力で市民を徹底弾圧した経緯がある。当時の釜山・馬山民主化運動のリーダーだった現在の韓国大統領からは相当嫌われているようである。ちなみに、日本の釜山領事館は釜山警察のすぐ近くにあって、日本の釜山領事館で反日デモをやるというのは、多分に釜山警察に対する挑発を意味する。釜山警察が下手に取り締まれば、大統領からの積年の恨みのこもった報復を招くためである。

 

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海洋警察特攻隊(Wiki) 元々、所轄は港湾を担当する釜山警察とは違ったものの、セウォル号沈没事件のドサクサに伴う組織改編で、釜山警察と一体で行動するようになった