大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

キムパブ天国

キムパブ天国は、わりと有名な粉食店(プンシクジョン)

ソウルからのバスが発着するバスターミナル(国直営の殺風景な高速バスターミナルではなく、民間委託の市外バスターミナルの方)に必ずといっていいほどあるのがキムパブ天国。結構田舎のバスターミナルでもあります。

 

韓国海苔巻を提供する食堂なのだが・・・

基本的に、海苔巻食堂のチェーン店なのですが、一応日本の韓国旅行案内書にある主な韓国料理はひととおり食べられます。
値段も150~400円とだいじょうぶかと心配になるほど安い。

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ご存知キムパブ天国 貧乏人のセーフティーネット的存在でもあります
韓国人と一緒の時は避けるのがベター。すごいケチな奴だと噂になります。
それと、この店に、食の安全安心を問うてはいけません。
街からなくなると、本当に困るから。

 

ソウルでは悲しくなるほど場末の店だが、辺境では、そこそこ流行っている

ちなみに、こういう店は『粉食店(プンシクジョン)』という分類で、韓食堂の範疇からは外れた場末の安食堂になります。
ソウルでキムパブ天国といったら、悲しいまでの場末感を醸していますが、これがド田舎のバスターミナルにあるものになると、気軽に行けるそこそこ立派な韓食堂みたいな感じで、家族連れで賑わっていたりします。
基本的にオーダーは1品ごと。
それでもスープとキムチとたくあんはサービスでついてきます。

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野菜キムパブ 250円 と ウドン 250円(韓国語でもうどんはウドンです)
なんの飾りっけもなく、どんと置かれたキムパブ。
ウドンにはキムチではなく、まっ黄色のたくあんがお約束。
たくあんがないと、250円のウドンでも、韓国人は怒りだします。
「ウドンにたくあんは世界の常識だ。おまえには常識ってものがないのか!!」

当たり外れの大きさが、このチェーン店の欠点

ただし、このチェーン店。
店ごとの出来不出来のバラツキには一切興味ないらしく、素晴らしくおいしい店(アタリ)がある反面、何を食べてもまずい(ハズレ)店も少なくありません。
まあ、キムチキムパブとか、ウドンとか、ラーメン(インスタントラーメンをつくって出すというスタイル)あたりを試して、よければ凝った料理を注文するのが吉。ソウルの物価を考えたら、過激なまでに安いんだから文句は言えません。

 

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キムパブ天国のメニュー
本当に全部できるわけではないというところがこのメニューのポイント。
料理が上手な店員がいる時にできるMAXのメニューと理解すべし。
今は私しかいないので、キムパブ以外はできましぇ~んと清々と言われる場合も多々あります。

 

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チーズラーメン 250円
何気に良く食べるメニューなのですが、向こうも私が日本人だとわかるらしく、注文すると「日本のラーメンと違ってインスタントラーメンなんですが大丈夫ですか?」と必ずきかれます。チーズラーメンを注文した時点で、チーズラーメンが日本には存在しないものであることを店員は理解していない。

 

ちなみに、ラーメンは、当たり外れが少いが、日本人はびっくりする要注意メニュー

繰り返すようですが、キムパブ天国のラーメンとは、インスタントラーメンをつくって出すというスタイル。

ラーメンといえば、日本式の生ラーメンを食べさせる店が韓国でも増えてきましたが、人気はインスタントラーメンと比べると今一つです。これは、いきなりインスタントラーメンが輸入され、ラーメンが普及した国に共通なのだそうで、中国もラーメンといえば『方便麺(インスタントラーメン)』の方が人気があるのだそうです。生ラーメンはラーメンじゃないという人が多いからなんだそうです。