国旗を逆挙げするというのは、国家に対する最大の侮辱行為
・・・とはいうものの、韓国国民によって日常的に逆挙げされる太極旗
オリンピックでもそうなのですが、国旗を逆挙げするというのは、相手国に対する最大の侮辱行為になります。
当然のことながら、国旗の上下、裏表には、最大の注意が払われます。
とはいえ、初めて見る国旗の場合、間違いが起こるのはよくあること。
その点、上下左右、裏表が存在しない日本国の国旗の場合、どんな邪悪な意図を持って国旗を掲揚しても、逆挙げすることは物理的に不可能。
日本の国旗が世界中から好感を持たれる最大の理由です。
世界最強の反日国家の韓国人だって、日本の国旗は嫌いではありません。
どんなに不注意に掲揚しても、うっかり逆挙げすることは物理的に不可能だからです。
細心の注意を払って掲揚しても、逆挙げが避けられない太極旗
大韓民国名物、学校などで頻繁に発生する『国旗逆挙げ事件』。
ほんとうに頻繁に発生します。
これは、韓国の国旗である太極旗には、上下があるのですが、どっちが上だか下だかすぐにわからないデザインがそもそもの原因。
本当に気をつけないと、上下逆に掲揚してしまうんです。
絶対に掲揚ミスが許されないはずの大統領府だって間違えます。
大統領府2007年2月には盧武鉉大統領乗せた特別機で太極旗を上下逆さまに掲げるというミスが発生しています。
2017年2月22日、文在寅大統領の時は、大統領選で太極旗を裏返しに掲揚するというミスが発生しています。
韓国の映像や写真が出てきたら、よく注意して国旗を見てください。
まれに、太極旗が上下表裏逆に掲揚していることがあります。
韓国の学校や会社の壁にある太極旗。実は太極旗の上下表裏を覚えるための見本
それゆえ、学校、官公署、企業の壁には必ず国旗が掲示されています。
けっして、国粋主義的な理由で掲示しているのではありません。
この見本がなくなると、正しく国旗掲揚ができなくなるのです。
韓国の役所や企業、大学などでも会議室、教室の正面の壁には、国旗(太極旗)の絵が掲示されている
発端は、国旗という概念をちゃんと理解せず国旗を制定してしてしまったから。実は韓国より日本の方が、国旗というものをいい加減に考えていた
上下左右、たいへんややこしい太極旗が生まれた最大の理由は、国旗という概念をちゃんと理解せず制定してしまったから。
しかし、それは、韓国に限ったことではなく、日本のほうが、もっとひどかったのです。
日本の場合、そもそも国旗という概念はなく、幕末(明治時代ではない)に、欧米と通商を行う際に、船に国旗を掲揚しなければならなくなって、慌てて作ったという背景があります。
もし、当時、国旗という概念を日本人が正確に理解していたら、江戸時代なのですから、当然『葵の御紋』を国旗としていたはず。
しかし、そうはなりませんでした。
『葵の御紋』では徳川家にあまりに失礼と、ピントのずれた意味のない忖度の結果、「日の出ずる国なので日の丸」と、何のひねりもなく直球ストレート、やっつけ仕事の勢いで、日の丸が創案されてしまったという次第。
『菊の御紋』でもよかったはずですが、幕末の混乱期の当時、『菊の御紋』では、朝廷をつけあがらせる恐れがあったので、ありえなかったといいます。
そのため、当時の日本人には概ね不評で、ついたあだ名が『梅干し』。
西洋との通商問題は、朝鮮王朝でも頭の痛い問題で・・・
韓国でも日本と同時期、欧米と通商を行う際に、船に国旗を掲揚しなければならなくなったのですが、こちらも国旗という概念を理解するのに時間がかかったようです。
とりあえず、『易経』を構成する『繋辞伝』の「太極が両儀(陰陽)をもたらし、両儀から四象が生じ、四象が八卦をもたらす」を引用し、図案化しました。
いったん決まった朝鮮王朝旗はこんなもの。中国伝統の軍旗の図案と似ているが、太極図への強いこだわりがみられる。黄色にせず、赤色にしたのは、属国としての中国への配慮からで、黄色より一段格下の赤色にした。ただし、中国からは、太極図を用いるなど属国のくせに生意気だと文句を言われ、4本爪の龍が描かれた黄色い旗を提示されていた。
いったん決まったのはよかったのですが、隣国日本の国旗の情報がもたらされて、再び大議論になりました。
隣国日本の国旗が、イギリスやフランスのような、あまりにも単純ですっきりしたデザインとなっていたからでした。
国旗とは単純であるべしと誤解した朝鮮王朝は、太極図の八卦を四卦に減らし、そして四卦の位置を四隅に配列したようです。
その結果、極めて紛らわしい国旗が出来上がってしまったというオチ。
初期の太極旗。古式ゆかしい朝鮮王朝旗を原型としていることがよくわかる。背景が白なのは、中国の影響から脱するという意図と、一応、日の丸を気にするということがあったから。上下がわかりにくい欠点がある。四卦の配列については、まだ流動的だった。
現在の太極旗。かなり上下がわかりやすいよう改良されている
なお、四卦の位置は、時代により違いがあるのでややこしい。
お手本なしに太極旗の絵が描ける韓国人は少数派
韓国人に、太極旗の絵を描いてもらうと、いろんな太極旗を描いてくれます。
四卦の配列を間違えるのは大人でもよくあること。
江南の街行く若者に描いてもらうと、実際に存在しない四卦を描いてしまうのもめずらしくありません。
中心の太極だって、赤と青が逆になるのは大人でもよくあること。
国旗に上下左右はない方がよいですし、あるならあるで、わかりやすい方がよいです。
こちらも、盧武鉉大統領が長らく間違って使用していた太極旗。
どこが違っているかよくみてみよう。
大統領府も気づくのに数ヶ月かかったという超難問。
太極旗は法律でこのように定められている。