大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

空港とかの免税店で売っている『紅蔘』の使い方

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韓国人蔘公社の発売する紅蔘。正規品は、『正官庄』のブランド名がつく。欠点は不必要なまでにオーバークオリティーで高価という点。わずかにしみや傷があっても『正官庄』を名乗ることができない。類似品でも薬効はそれほど変わらない。

購入した紅蔘はたいへん硬く乾燥しています。
量を計る場合は、工具のニッパー、もしくはニッパー式の爪切りで切る必要があります(新品を使い、くれぐれも、使用済のニッパーや爪切りを流用しないように)。
工場ではステンレスの摘果鋏を使っています。
水で湿らせた後、1分間電子レンジにかけてやわらかくしてから切断する方法もあります。

[抽出方法]
高麗人蔘(紅蔘) 100g
水 2000ml
抽出時間 15時間(12~18時間の範囲内ならOK)熱水抽出
紅蔘と水の比率が守られるなら、紅蔘50g、水1000mlでもOK。

[1回の使用量(目安)]
薬として服用する場合(短期服用) 、できあがった抽出液を2日で飲み切る(保存は冷蔵庫で)
健康飲料として服用する場合(長期服用)、できあがった抽出液を1週間で飲み切る(保存は冷蔵庫で)

 

韓国では買った薬局でお願いすると、別料金で抽出してくれる

韓国では、紅蔘を売っている薬局にお願いすると、別料金で抽出してくれます。
ちなみに抽出料金は、あってないようなもの。
一見さんにはなかなか高額な料金を吹っ掛けてきますが、顔馴染みなら無料ということもあります。

韓国に行くと、ことごとくそういう傾向があるのですが、そういう韓国の社会システムが嫌だという韓国人も無視できないほど多くいて、そういう人向けに、家庭用紅蔘製造機なるものがあるようです。

ただ、家庭用紅蔘製造機の実用性はというと、これまた韓国によくありがちな傾向なのですが、名前ほどの実用性はないようです。

 

プラスチック製の紅蔘製造機は、汚れてすぐにダメになるので使い勝手が悪い

高麗人参にはサポニンが多く、紅蔘を抽出すると、においや汚れが器具にべったりつくので、プラスチック製の家庭用紅参製造機なるものを買っても、すぐに汚くなって、使えなくなってしまいます。
だいたい、韓国の薬局では、紅蔘製造機なるものを、そもそも使っていないし。

韓国の薬局で使われている抽出機は、IHコンロと、タイマーと、薬缶を組み合わせたもので、簡単な仕組みです。
なので、日本にあるもので自作も可能です。

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IHコンロ 小さいもので可(裸火がないので安心)
最弱(保温)にセットして使う(抽出には75℃あれば充分なため沸騰させる必要はない)空焚き防止機構など安全装置もついているとなお良い

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タイマー付きコンセント(消し忘れ防止)

 

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IH対応ガラスポット
(紅参は臭いと汚れの付着がきついので、ガラスの方が使い勝手が良い)
中の水がなくなると空焚きになるので、水が少なくなってきたら適宜足す。
鍋より水の蒸発の少ないポットの方が良い。

こういうものはなかなか店で売っていないので、ネット通販で入手するのが手っ取り早いです。