大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

『紅蔘』の製造工程

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洗蔘(超音波洗浄)
堀とった高麗人参は細根が土を抱えているような状態なので、普通の水洗では土を除去しきれず、超音波洗浄を行う。

 

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蒸蔘

 

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自然乾燥

 

 

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整形
水蔘なら使える毛根も、紅蔘にすると使えないので除去する。
細根は除去したのち、集めて低価格品の切蔘にする。

 

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外形選別

 

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組織選別
紅蔘の組織内にキズのあるものは等級を落とす

 

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重量選別

 

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圧搾整形
包装資材の缶に入るように成型する。
非常に硬いので万力を使って缶1個分づつに成型する。

 

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包装

以上は韓国人蔘公社のやり方ですが、はっきり言って、オーバークオリティーです。
ここまでしてパッケージした紅蔘は1個4~5万円しますが、この値段だと薬として常飲するのはかなり厳しいですね。
公社の紅蔘でも、最下級の『切蔘』ならば1個8千円~1万2千円程度となり、このぐらいなら、ようやくたまに使う薬として躊躇なく使うことができるレベルになります。

実際韓国のデパートやスーパーで売っている紅蔘はほとんどが類似品。
公社の製品(正官荘)の1/3ぐらいの値段です。
一般的な韓国人の意識でも、常飲するなら、類似品ということになりますか。