大韓民国観察記

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

朝鮮半島に人が住む理由

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朝鮮半島衛星写真
北緯38度を境に、北が黄色っぽくなっているのは、気のせいではなく、実際に北朝鮮の大地が荒れて緑が失われていることによる。韓国建国直後は、韓国の自然荒廃もなかなかのものであったが、現在は植生が回復し、野山には鬱蒼とした森が茂っている。ただし、山林化した耕作放棄農地も多く、これはこれで、別の社会問題を生んではいるが。

 

朝鮮半島の面積は日本と同程度

攻めにくく、防御が容易な地形

朝鮮半島は、中国の東端にあり、面積は日本と同程度。
南北に長く、約1000キロメートルにおよびます。
東側を日本海、西側を黄海、南側の日本列島とは玄界灘にて隔てられています。
外敵からの侵入を考えた場合、地形的に険しい北部からの侵入しか考えられず、攻めにくく、防御が容易な地形であることに特徴があります。

 

朝鮮半島を想定外の南から攻めて、住民を極度に狼狽させた唯一の国家・・・日本

朝鮮半島が受けた軍事侵攻は数えきれないほどありますが、ほぼ例外なく朝鮮半島の北側からの侵攻でありました。
歴史上、朝鮮半島を南から侵略した国家は、日本だけであり、南からの侵略には完全無防備だったことからも、日本の朝鮮侵略がいかに特殊で想定外の事態であったかがわかります。

 

平坦な土地が多く、国家を形成しやすい朝鮮半島

地形としての朝鮮半島は、平壌のやや北の、平安南道から咸鏡南道を指しますが、伝統的には、北朝鮮と中国の境界、すなわち鴨緑江豆満江及び白頭山山頂を結ぶ線の南側を朝鮮半島と呼んでいます。

日本海に面した東側は標高1000メートルの山地となっていますが、起伏はそれほど激しくなく、中部から黄海に面した西側は、平野が多く農地に適しており、古くから穀倉地帯として朝鮮半島の経済を支えてきました。
日本と比較して、国家を形成しやすい場所なのです。

 

ニュースでマグニチュードを誤用するほど、地震が稀な朝鮮半島

朝鮮半島は、中国大陸と同じく中国地塊に属する安定大陸(安定陸塊)で、非常に古く安定した大地のため、日本列島に比べて地震が非常に少なく、活火山も稀です。
震度4程度の地震は、日本ではごくありふれた地震ですが、韓国では非常にめずらしく、大ニュースになります。

地震があまりに少ないため、日本の『震度』に相当する揺れの基準がなく、ニュースでは、マグニチュードが揺れの大小の基準として誤用されるのをよく目にするほどです。

日本では、マグニチュード8クラスが大地震の一つの基準となっていますが、その千分の1のマグニチュード6クラスの地震が、韓国では大地震になります。

 

緯度は福島程度でも、冬の寒さはシベリア級

朝鮮半島の気候は、さすがに大陸的で、夏暑く、冬寒い傾向があります。
緯度的には福島〜札幌程度なのですが、周囲の海を暖流が流れる日本と異なり、緯度のわりに冬の冷え込みはとても厳しく、氷点下30℃を下回ることがめずらしくありません。
この冬の寒さが、チマチョゴリなどの独特な民族衣装、オンドルやキムチ製造などの韓国の独特な習俗を生んだと考えられています。