大韓民国観察記Neo

韓国の、どうでもいい、重箱の隅をつつくブログ。

危険な韓国の伝統料理・・・ヒャンオフェ

日本同様、韓国にも川魚を刺身で食べる文化があった

重篤寄生虫症の原因になるので、韓国政府は厳重に禁止しているが・・・

日本には、かつて川魚を刺身で食べる文化がありました。
川魚は刺身で食べると大変美味しいというのがその理由です。

それが、奇妙奇天烈な風土病の原因だったということがわかり、厚生省より、厳重に禁止されるようになって、現在に至っています。

川魚の刺身で感染する奇妙奇天烈な風土病。
これは、川魚の刺身を原因とする寄生虫症だったのであります。

 

川魚の刺身を介して寄生する寄生虫、有棘顎口虫

川魚の刺身を介して感染する寄生虫として、とても有名なのが、有棘顎口虫
これは、もともと日本には存在しない寄生虫でした。
川魚を刺身で食べても、当たることはなかったということもあり、日本では川魚を刺身で食べるのが結構普通だったというわけです。

昭和に入って、日本が中国侵攻中に、川魚を刺身で食べた日本軍の兵隊の中に、奇妙奇天烈な病気が頻発しました。
皮膚の下を虫が這い回り、這い回る時のそのあまりの痒さに気が狂い、目に達すれば失明させ、耳に達すれば耳を聞こえなくし、脳に達すれば脳を食い荒らすというとんでもない病気でした。

ハリウッドの映画エイリアンそのまんまのスキャンダラスな事件だったわけで、中国にいた日本軍を震撼させます。
この原因となったのが有棘顎口虫という寄生虫
中国の河川に生息していた寄生虫で、中国人の間で刺身が徹底的に忌避されていたのは、川魚の刺身を食べると、有棘顎口虫に寄生されることを知っていたのが原因です

日本軍は直ちに川魚(特にライギョ)の生食を禁止するのですが、時すでに遅し。
後方に移送された兵士の糞便中に大量に有棘顎口虫の虫卵が排出され、この糞便により、朝鮮半島、日本列島全土の河川が有棘顎口虫の虫卵に汚染されるというハリウッドの映画エイリアンそのまんまの状態に陥りました。

現在も、朝鮮半島、日本列島全土の河川が有棘顎口虫の虫卵に汚染されている可能性が高いので、 川魚を刺身で食べてはいけません。

 

寄生虫は、人間を生かさず殺さず、一生苦しめるという点が怖い

中国侵略時、日本が中国から持ち込んだといわれる寄生虫症には、他にも「横川吸虫」「肝吸虫」「肺吸虫」などがあります。

これらは、ガンに似た症状を発症させますが、当然、ガンではないので、抗癌剤が効かず、病原体が虫なので、抗生物質も効きません。

かつては、殺虫剤(駆虫剤)を人体に入れるという方法がいろいろ考案されましたが、現在は寄生虫症が非常に珍しい病気となったことから、ほとんどの医者が駆虫の方法を知らないということもあって、外科医が手術で直接虫を摘出する以外、有効な治療法は特にありません。

これらの寄生虫症が恐れられた理由は、感染した人間を死ぬほど苦しめるものの、殺したりはしないからです。
感染したら、一生、死ぬまでコイツらとお付き合いしながら、七転八倒する苦痛を抱えて生きていかなければいけません。

 

もともと川魚に寄生する寄生虫がほとんどいなかった韓国でも川魚を生食する食文化がある

実は、韓国には日本と同じように川魚を生食する食文化があります。
ヒャンオフェがその典型です。
ヒャンオは、コイを指す韓国語です。
ヒャンオ自体は日本のコイとは似ても似つかぬ外見をしていますが、韓国人は日本のコイをヒャンオと言うので、ヒャンオはコイなのだということがわかるという次第。

 

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悪意をもって提供される危険食品というよりか、生産者、販売者、消費者が揃って、食べ物に対する知識水準が低いため、提供されてしまう食品なのであろう。スーパーでパック詰め販売されているケースが最も多いのであるが、都市住民であるならばなおさら、スーパーでパック詰め販売されているものは、何でも安全だと盲信してしまうのであろう。

 

 

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ヒャンオフェが店などで提供されるとき、経木の上に載せて出されるという特徴があった。ヒャンオフェ店は、都市のなかにはほとんどなく、店の横に畜養池を持てるような田舎にでもいかないとお目にかかれない。これは、ヒャンオは手早く解体しないと臭みが出て食べられないので、基本、生きたものを使い、手早く捌く必要があり、料理する前に一晩綺麗な水で泳がせて泥を吐かせておく必要があるため。ヒャンオを食すコチュジャンをつけて食べる食べ方が一般的だが、日本の醤油とわさびがあれば、わさび醤油をつけて食べた方がはるかにうまい。

 

ヒャンオの刺身が超絶危険な韓国料理(韓国政府は厳重に禁止しているはずなのだが)

ヒャンオの刺身は、生臭さがまったくなく、歯ごたえがあり、滋味あふれる味わいが身上。

ヒャンオフェは、特に歯ごたえが強く、コリコリした歯ごたえが癖になります。
こいつには、もちろん「有棘顎口虫」「横川吸虫」「肝吸虫」「肺吸虫」などがいる可能性が否定できません。
加熱して食べる犬肉料理よりもはるかに危険性が高いと言わざるを得ません。

さて、韓国では一旦は絶滅したかに思われたヒャンオの刺身。
これが、最近、復活してきているのです。
というのも、韓国の漁業資源の枯渇が原因。

コロナパンデミックのどさくさにまぎれて、中国船が大挙して朝鮮半島近海を荒らし回り、実際、武力衝突も多々あったようですが、数で押して、韓国領海内で魚を違法に獲りまくる中国船にはなす術がなく、やられっぱなしだったのであります。

韓国人は、1980年代頃より、白身魚の刺身のうまさを覚えてからというもの、韓国料理には白身魚の刺身が欠かせないのですが、ここにきて漁業資源の枯渇が深刻で、白身魚の刺身がなかなか手に入りません。

そこで注目されるようになったのが、ヒャンオの刺身。
もともと、タイやヒラメの刺身より、はるかにうまいのですから、これを活用しない手はないということなのでしょう。
というわけで、ソウルのスーパーの鮮魚コーナーで、パック詰めされたヒャンオの刺身が堂々と「ヒャンオフェ」と書かれて陳列されているのを普通に見るようになりました。

大丈夫なのかな?

養殖したものだから大丈夫ということなのですが、それは本当か?
まあ、たまに食べるだけの客がアタることは稀であるにしても。
しかし、調理者が寄生虫に感染するリスクが高いというところに、この料理の最大の問題点があります。

ただ、田舎に隠遁した両班(貴族階級)の末裔に伝わる言い伝えとして、ムダン(巫教)とヒャンオフェの店の家族は、大抵、奇病が原因で早死にするというのがあります(この2つには極力関わるなということ)。